一般質問は、10月10日、11日、12日の3日間行われ、18人の議員が登壇しました。
一般質問は、4面から7面に掲載しています。(質問者の文責により、質問と答弁の要旨を掲載)
なお、各議員の記事にあるURLから一般質問の動画を視聴できます。(通信費は利用者の負担となります。)
■市民の安全・安心に向け総合防災情報システムの有効活用で防災・減災対策を
【HP】https://hadano-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=1560
創和・市民 福森 真司
●一 防災・減災対策について
[問]激甚化・頻発化する豪雨災害に対しての取り組みはどのようか。
[答]総合防災情報システムの機能強化などに努め周知啓発を行うとともに、高齢者やスマートフォンの操作が苦手な人を対象とした「やさしい防災講座」を開催し、迅速な情報提供につながるよう努め、民間事業者からの応援体制を図るため、災害時応援協定の締結にも取り組む。
[要望]いつ来てもおかしくない災害に備え、産・官・民の連携構築に努めるとともに、防災意識を高めるため、各年齢層、オールジェンダーにマッチした防災情報の提供に努めてほしい。
●二 ゼロカーボンシティの実現に向けた市内事業者の取組について
[問]はだの脱炭素コンソーシアムの運営状況はどのようか。
[答]本市が実施している浄水管理センター消費エネルギー診断の背景や目的、取り組みについての事例発表をはじめ、人ごとから自分ごとに意識、行動の転換につながるようイニシアチブ・パートナーとの協議を踏まえ脱炭素セミナーなどの開催に積極的に取り組む。
[要望]地域を支える企業はこれまで自助努力で頑張っており、ゼロカーボンへの取り組みが中小企業の経営を圧迫させないためにも、みんなごととして捉え、この機会に情報共有をし、参考となる取り組みとなるよう努めてほしい。
■早急に秦野駅北口まちづくりビジョンを明確にせよ
【HP】https://hadano-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=1561
志政会 高橋 文雄
●一 関東大震災100年を経過しての防災対策について
[問]現在の震度7相当に値する関東大震災は、市内においても、死者171人、行方不明者10人、家屋全壊1490棟、半壊2640棟、全焼233棟など大きな被害を与えた。災害を風化させないためにも、市民に向けた防災対策が必要と考えるがどうか。
[答]市民の防災意識の向上を図るため、防災講演会を開催し、総合防災訓練では心肺蘇生訓練などを行い、地域防災力の強化に努めた。今後も、命を守る行動を引き継ぐよう、防災対策を推進していく。
●二 秦野駅北口周辺のまちづくりについて
[問]秦野駅北口周辺まちづくり策定ビジョンの(1)経過と進捗状況は、(2)対象区域やゾーン設定の考えは、どのようか。
[答](1)市内4駅の特性を生かすため、キックオフシンポジウムを開催し、学生などで組織したにぎわい創造検討懇話会では、実現に向けた可能性などを協議してきた。また、パブリック・コメントの意見などを踏まえ、内容を再検討していく。(2)拡幅事業の影響が大きく将来に向けた変化を生み出すことに重点を置き、範囲を設定した。
[意見]市を挙げ名水百選第1位、おいしい秦野の水を最大のテーマにまちづくりを推進すべきである。
ほか、市の花・なでしこについて質問した。
■児童生徒・保護者・教職員・地域住民と共に学校づくりを
【HP】https://hadano-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=1562
ともにつくる 桑原 昌之
●一 地域とともにある学校づくりについて
[問]地域の公共財としての学校の役割について考えはどのようか。
[答]コミュニティ・スクールを導入し、地域とともにある学校づくり、学校を核とした地域づくりの実現を目指している。
●二 いじめ・不登校対策について
[問]いじめや不登校の認知件数は増加しており、子どものための対策が必要だと思うが、本市の取り組みはどうか。
[答]いじめは、インターネット上における人間関係のトラブルなどの事案が増えているため、「GIGAワークブックはだの」を活用し、啓発などに努めている。また、不登校児童・生徒への対策としては、新たに「はだのE-Lab」を開設し、支援体制の強化を図っている。学校が魅力的な場所であることがいじめ・不登校の未然防止につながると考えている。
●三 学力向上の推進について
[問]教職員が、自らの個性を生かし、教育に取り組むことが何よりも大切だと考えるが、「新たな学びのスタイル」への課題をどのように捉えているか。
[答]働き方改革を進め、教職員が主体的に取り組むための時間を確保し、学ぶことは進化するという視点で、新たな学力観や今求められる児童・生徒の学びの姿について、教職員の意識改革をさらに進める必要があると捉えている。
■街全体のにぎわいに資する宮永岳彦記念美術館の利活用を
【HP】https://hadano-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=1563
志政会 今井 実
●一 自治会加入と協働の在り方について
[問]自治会役員の負担軽減に向けた自治会活動の相談や要望などの窓口の一本化について、見解はどのようか。
[答]可能な限り市民活動支援課で対応しているが、相談内容に応じて関係部署と連携し、丁寧な対応に努める。
●二 防災訓練の在り方について
[問]毎年恒例の事業として形骸化しているのではないかと危惧するが、防災訓練の在り方について、今後の考えはどのようか。
[答]市民の危機意識を低下させず、さまざまな災害の実情や地域特性を踏まえながら、多様化する災害に対して、実践的かつ緊張感を持った訓練の在り方を検討するとともに、市民への広報に努める。
●三 宮永岳彦記念美術館の利活用について
[問]宮永岳彦記念美術館の運営状況は赤字であり、施設の適正配置を含めた検討を行うべきと考えるが、現在の場所で運営する理由はどのようか。
[答]作品を常時展示する寄付条件に基づき、交通利便性や土地形状などから現在の場所に建設した。今後の運営に当たり、自主事業などで集客に努め、記念品の開発などで自主財源の確保に努める。
[要望]美術館の機能や観覧者数の改善を検討しつつ街全体の発展につなげる視点を取り入れてほしい。
会派の表記について…「創和会・市民クラブ」は、略称として「創和・市民」、「ともにつくる秦野」は、略称として「ともにつくる」と表記しています。