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令和4年度 決算審査(3)

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神奈川県秦野市

■一般会計
▼総務分科会
◇消防団広報事業費について
[問]消防団員の減少は、地域防災力の低下に直接影響してくるため、団員の確保は長年の課題である。解決には本市の消防署と消防団で連携を取り、入団に向けたさまざまな取り組みが必要と考えるが、どうか。
[答]令和4年度は、一部の消防団で自主的に消防署との合同訓練を実施した。今後は、消防署員が指導する訓練を実施し、さらなる連携強化を図りながら、入団促進に向けた取り組みを消防団員と一緒に行うことも検討している。
[要望]消防団に対する市民の認識が低いと感じるため、今後は、団員の活動に対してやりがいを促すほか、市民に対して、消防団の必要性を伝えてほしい。

◇職員研修費について
[問]本市独自の研修として取り組んでいる次世代育成アカデミーは、持続可能な行政に求められる職員を育成するために行っているが、令和4年度の実施状況と成果はどうか。
[答]「人口減少時代における秦野市への提言」をテーマに進め、市長をはじめ3役に、直接政策提言をし、意見交換を行った。また、傍聴した99.4%の職員から好評を得ており、受講者のみならず、職員全体の意識の醸成が図れたものと考えている。

◇ICT活用の推進について
[問]令和4年度から運用を開始した電子決裁システムについて、ペーパーレス化の推進などの有用性は理解するが、システム上での決裁となることで、内容が十分にチェックされないリスクも懸念されるため、慎重に適正な管理をすべきと考えるがどうか。
[答]決裁者の理解を得られるよう十分に説明することを「秦野市文書等の取扱いに関する規程」に基づき、周知している。また、運用マニュアルなどをすぐに閲覧できるようにするとともに、適正な運用方法について、注意喚起していく。

◇救急活動業務費について
[問]傷病者の救命効果の向上を図るため、救急出動は必要不可欠なことであるが、令和3年度と比較し、出動件数が増加している要因はどのようか。
[答]出動件数の増加は、高齢化の進展や新型感染症の感染拡大、緊急性が低いと思われる傷病者の増加などを背景としており、今後、しばらく続くものと考えている。

▼文教福祉分科会
◇食育推進事業費について
[問]生涯を通じ、健やかな生活を送るためには、子どもの頃から食の大切さについて、認識を深めていくことが重要だと考えるが、令和4年度の食育の推進における取り組みはどのようか。
[答]新型感染症の影響で休止していた食育講演会を実施するとともに、申し込みのあった幼稚園などを対象に、食育キャラクターを活用した食育の普及啓発や管理栄養士によるレシピを紹介するなど、家庭における食育の啓発に取り組んだ。

◇学校業務改善推進事業費について
[問]市内の小・中学校全校に、教職員OBを中心としたスクール・サポート・スタッフを26人配置することで、教職員の多忙化解消や負担軽減に努めたが、学校現場における効果と、配置するに当たって配慮した点はどのようか。
[答]各種資料の作成などをスタッフに頼むことで教職員の負担は軽減し、時間外在校等時間もコロナ禍前の令和元年度と比較すると減少した。また、配置に当たっては、これまでの経験などを十分考慮し、学校の要望に耳を傾け、効果的となるよう努めた。

◇民生委員児童委員協議会活動経費について
[問]民生委員は、地域の実情に精通し、信頼できる人を選出すべきと考えるため、自治会などの協力が不可欠である。令和4年に行われた3年に一度の一斉改選に向けた取り組みはどうか。
[答]民生委員の任期終盤に行っているアンケート結果を基に、市から民生委員に依頼する業務を削減し、負担軽減を図るとともに、活動内容などを掲載して広報はだの特集号の発行や秦野駅などでデジタルサイネージを活用した、民生委員活動のPRを行った。

◇桜土手古墳公園・はだの歴史博物館管理運営費について
[問]令和2年11月にリニューアルした「はだの歴史博物館」は、さまざまな企画展示や講座を開催し、桜土手古墳公園や周辺のにぎわい創造のため、イベントの開催も行ったが、4年度における具体的な取り組みと効果はどのようか。
[答]大河ドラマに関連して鎌倉時代の秦野などをテーマにした企画展を開催したほか、桜の開花時期に合わせたお花見フェアでは、キッチンカーが出店し、家族連れなどの来場者が増え、にぎわいや知名度向上に一定の効果があったものと捉えている。

▼環境都市分科会
◇省エネ家電製品買換え促進事業費について
[問]国の交付金を活用することで、家庭における省エネ性能に優れた家電への買い換えを支援し、市民生活の負担軽減をするとともに、二酸化炭素排出量の削減に取り組んだが、本事業の総括と今後の展開はどうか。
[答]環境面や経済面の数値的な効果のほか、個人販売店の利用が2割を占め、地域の支えとして、また、見守り機能としての役割を担っていることが分かった。今後も、市民のライフスタイルの転換に寄与する取り組みを検討したい。
[要望]個人販売店の見守り機能や、役割といった新たな気付きを踏まえ、副次的な効果にもつながる取り組みを検討してほしい。

◇商業デジタル化推進事業費について
[問]令和4年度は、電子地域通貨導入に向けて、事業者や市民団体を中心とした懇話会を設置したほか、懇話会委員と先行導入都市の視察を行い、議論を重ねるなど、検討を始めたとのことであるが、導入に向けた今後の課題はどうか。
[答]スマートフォンの操作に不慣れな人への対応やチャージ方法の利便性向上、買い物できる登録店舗数や種類の充実に課題があると捉えており、先進事例を研究しながら対応できるよう検討を進めていく。
[要望]電子地域通貨の導入は、地域の活性化につながる取り組みであると期待しているため、利用者にとって使い勝手がよく、事業者にもメリットのあるものとなるよう推進してほしい。

◇乗合バス維持確保事業費について
[問]公共交通事業者の運転士不足については、深刻な課題として報道されており、路線バス事業者における厳しい経営環境も続いているが、令和4年度における乗合バスの路線を維持するための支援はどのようか。
[答]運行経費の一部を補助したほか、バス折り返し場の土地を確保するための支援や、事業者と連携してバスを身近に感じられる体験型の見学会などを実施した。引き続き、路線維持のための支援を行っていく。

《分科会の所管部局について》
総務分科会…政策部・総務部・くらし安心部・文化スポーツ部・消防本部・会計課・議会局・選挙管理委員会事務局
文教福祉分科会…福祉部・こども健康部・教育委員会
環境都市分科会…環境産業部・都市部・建設部・上下水道局・農業委員会事務局

       

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