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〈特集〉秦野の消防力(3)

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神奈川県秦野市

●東海大学医学部付属病院と連携スタート
◇迅速な救命救急の体制を確立
本市と伊勢原市は昨年12月23日、東海大学医学部付属病院と「救命救急活動における映像通報システムの映像提供に関する協定」を締結した。この協定によって、共同消防指令センターが運用する映像通報システム「Live119」で、2市の消防・同センター・病院が現場の映像を共有する県内初の取り組みが1月にスタートした。
病院の医師もリアルタイムで映像を確認できるようになった。心肺蘇生の実施状況や外傷の位置の確認、多数のけが人がいる現場など、すでにさまざまな救急・救助の場面で活用されている。
2月上旬、東名高速道路で車両2台が衝突し乗用車1台が転覆する事故が発生。119番通報を受け、本市の指揮・消防・救急・救助隊が出動した。先に到着した救急隊が、傷病者に外傷があることを確認。指揮隊は映像通報システムを使い同病院と情報を共有し、傷病者は高度救命救急センターへ搬送された。現場から送られてくる映像を見て、医師たちは治療方針を決め、到着までに準備を開始。到着後すぐに治療に取り掛かり、適切な処置が施せたという。救急隊が行う救命処置の状況や、病院側がより多くの情報を把握することが、患者の救命につながっている。

◇消防と病院のチーム医療

「受け入れ前に医師が傷病者の容体を見ることで、隠れた症状の発見にもつながります」と話すのは、東海大学医学部付属病院高度救命救急センターの土谷次長。映像から得られる情報を基に、病院側でも受け入れ前に治療体制を整えることができるという。「映像を見た段階で、手術や輸血が必要かどうかを判断することは、救命率に大きく影響します」。外傷のある傷病者は、止血までの時間が特に重要。出血の位置や程度、胸の動きの左右差など、言葉だけでは伝わりにくい情報も目で確認できるそうだ。
救急隊もチーム医療を行う仲間だと考える土谷次長。「大切なのはコミュニケーション。映像を共有することで、よりチームのつながりが強くなります」と強調する。救急隊と病院は、これからもワンチームとなって、救命率向上を目指していく。

問い合わせ:
・情報指令課
【電話】63-0119
・警防課
【電話】81-7992

       

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