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11月1日(土)、12年ぶりに本市で開催する全国報徳サミットに向けて、二宮尊徳と彼の意志を受け継いだ者の生涯と教えを紹介します(全4回)。
■第1回 二宮尊徳ってどんな人
二宮尊徳(幼名・金次郎)は天明7(1787)年、相模国栢山村(現小田原市)生まれ。洪水被害や父母の死で一家は離散し、苦しい少年時代を過ごしますが、地道に倹約を重ね、田畑を買い戻し、24歳の時、実家を立て直します。37歳で小田原藩主に命じられ、下野国桜町領(現栃木県真岡市)に赴き、倹約と相互扶助の精神を自ら模範となって働く姿で示し、復興させます。この手法は「報徳仕法」となり、数々の藩や村などを再建に導きました。その精神は今もまちづくりの指針として生かされています。
問い合わせ:生涯学習課
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