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旬の果実は名水仕立て

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神奈川県秦野市

「大きいイチゴ、いっただっきまーす」
クラシック音楽とともにゆったりとした時間が流れるハウスの中に、元気な声が響きます。ここは、堀西地区にある「ファームスクエア丹沢の森」。イチゴ狩り体験に訪れた市内の保育園の園児たちは、一つでも多く、甘く真っ赤に色づいた実を食べようと大はしゃぎです。そう、今がイチゴの旬ど真ん中。市内に6カ所あるイチゴ園は、それぞれの特色を生かしながら、多くの客を楽しませています。
秦野のイチゴは「名水育ち」。同園の三武裕介園長(50歳・堀西)は「水がきれいだと、イチゴも安心してすくすく育つんです」と胸を張ります。盆地という地形も、寒暖差が生まれやすいことで、イチゴをより甘くするんだとか。どの園も表丹沢の麓で栽培しているので、その恩恵を存分に受けて育ちます。
訪れた人が食べ比べできるよう、たくさんの品種を扱っているのも市内の園の特長。甘さと酸味のバランスがいい「紅ほっぺ」やビタミンCたっぷりの「おいCベリー」など、各園自慢の味わいがずらりと並びます。糖度が高い神奈川県オリジナル品種「かなこまち」が採れる園も。
流通している物は、実を傷めないよう熟し切る前に出荷されるため、イチゴ狩りで摘み取れる完熟イチゴは甘さが桁違い。三武園長は「まれに苦手だという人がいますが、食べてみれば好きになるかも」と話します。花言葉は「幸福な家庭」。週末には、ぜひ家族でのお出掛けにいかがでしょうか。

■個性豊かな市内のイチゴ園
◯白イチゴ「桃薫」が味わえる
かたのいちご園(戸川1063)

◯「星の煌(きら)めき」などの希少品種がずらり
石田ファーム工房(横野582-1)

◯県オリジナル品種「かなこまち」も
村上いちご園(戸川1235)

◯ハウス内にもテーブル席あり
みどりやファーム(落合833-3)

◯2段式ベンチ栽培が摘み取りやすい
蓑毛ベリー園(蓑毛590)

◯クラシック音楽の流れる落ち着いた空間
ファームスクエア丹沢の森(堀西1328)

※来園時は事前に各園に予約してください。

◎各農園の予約情報などは表丹沢総合ホームページへ
【URL】https://omotan-hadano.jp/spot/【秦野市観光農園情報】/

問い合わせ:はだの都市農業支援センター
【電話】81-7800

       

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