税金がどのように使われているかなど、市の財政運営の状況を、毎年5月と11月に公表しています。今回は、令和6年度決算と令和7年度予算の執行状況(9月30日現在)などをお知らせします。
■令和6年度決算
◯歳入・歳出ともに前年度に比べて増加
令和6年度に支出した金額は総額1019億3948万円でした。令和5年度と比較すると、歳入は34億5005万円の増(+3.4%)、歳出は28億3851万円の増(+2.9%)となりました。

※特別会計と地方公営企業会計の歳入には、一般会計からの繰入金や負担金が含まれています。
◯一般会計の決算
《「水とみどりに育まれ誰もが輝く暮らしよい都市」の実現に向けた取り組みを着実に実施》
令和6年度は、表丹沢の魅力づくりや4駅周辺のにぎわい創造などの事業を実施するとともに、児童ホームの対象学年の拡大やこども医療費助成の拡充など、女性と子供が住みやすい街づくりを推進しました。
・民生費
282億6181万円【17万6560円】(前年度比+2.3%)
子育て支援、障害者・高齢者の福祉、生活保護など
・総務費
74億1065万円【4万6297円】(前年度比+37.6%)
市役所庁舎や情報システムの管理など
・土木費
63億8979万円【3万9919円】(前年度比+9.2%)
道路や橋、公園の整備、まちづくりなど
・衛生費
43億8569万円【2万7399円】(前年度比-9.5%)
ごみの収集や処理、健康づくりなど
・教育費
43億3062万円【2万7055円】(前年度比-3.4%)
小・中学校や幼稚園、公民館の運営など
・公債費
33億4069万円【2万870円】(前年度比-21.8%)
市債の返済
・消防費
31億6042万円【1万9744円】(前年度比+27.7%)
消火や救急活動、防災対策など
・商工費
15億316万円【9391円】(前年度比+26.3%)
商工業や観光の振興など
・農林費
6億3371万円【3959円】(前年度比-1.2%)
農業の振興や森林づくりなど
・議会費
3億4119万円【2131円】(前年度比+7.9%)
議会の運営
・災害復旧費
1959万円【122円】(前年度比 皆増)
災害による被害の復旧
※【 】内は、市民1人当たりの金額(令和2年国勢調査確定値に基づく令和7年4月1日現在の推計人口16万69人で計算)。
■令和6年度の主な事業
各駅の魅力ある地域資源を生かした取り組みや、新東名高速道路・国道246号バイパスの利便性を最大限に活用したインフラ整備の他、物価高騰が続く中で市民の暮らしを守り、地域経済の活性化につながる事業を実施しました。
◯暮らしよいまちづくりの実現に向けた取り組みを着実に実施
《小田急線4駅周辺にぎわい創造プロジェクト》
・秦野駅北口周辺にぎわい創造推進事業 5016万円
秦野駅前通りの沿道を核としたにぎわい創造のため、多世代交流施設の整備や商業・業務系施設の誘致に向けた取り組みを進めています。
県道705号は、令和8年度に対面通行を開始予定
・秦野駅南部(今泉)土地区画整理事業 4億7750万円
駅周辺へのアクセス機能の強化や住宅地の利用促進のため、平成27年から事業に着手。令和6年度末時点で約7割が完成しています。
令和9年度末に工事完成予定
・はだのスポーツビレッジの整備 1008万円
渋沢丘陵活性化につながるスポーツの拠点として、多目的天然芝グラウンドやパークゴルフコースなどを整備します。
公民連携により令和8年度中に供用開始予定
《新東名・246バイパスの最大活用事業》
・戸川土地区画整理事業 3900万円
産業用地の確保とともに、スマートICと市街地を結ぶ道路整備や矢坪沢の整備も実施し、市街地へのアクセス性を高めます。
令和10年10月に工事完成予定
・秦野中井インターチェンジ南土地区画整理事業 1億1465万円
中井町と連携した国道246号バイパスの最大活用プロジェクトの一つ。利便性を生かした産業系の新たなまちづくりを進めます。
令和9年5月に工事完成予定
《物価高騰対策事業》
・市民や商業者などに対する支援 1億8663万円
経済的な負担軽減や地域経済の活性化のため、電子地域通貨のポイントバックキャンペーンを実施しました。
・民間保育所や公立認定こども園、小・中学校の給食に対する支援 1億253万円
給食の質と量の確保や保護者の負担軽減のため、価格高騰分を支援しました。
問い合わせ:財政課
【電話】82-5116

