■きちんと知って、選ぶ。高齢者の定期予防接種
年齢を重ねると免疫力の低下に伴い感染症にかかりやすく、症状が重くなることがあります。
感染症予防の一つとして、予防接種法に基づく、一部公費負担による定期予防接種があります。
いきいき健やかに暮らせるよう、予防接種を検討してみましょう。
予防接種は個人の発症や重症化の予防を目的としていますが、接種後、接種部位の腫れや発熱などの症状が出る場合があり、極めてまれに、重篤な症状を引き起こすこともあります。
接種に当たっては、医師に相談し、ワクチンの効果と副反応のリスクを十分に理解したうえで、接種をするか決めましょう。
◇令和7年度定期予防接種のワクチンの種類
※一定の基礎疾患とは
ア 心臓、腎臓または呼吸器の機能に疾患があり、身の回りの生活が極度に制限される方
イ ヒト免疫不全ウイルスにより免疫の機能に障害があり、日常生活がほとんど不可能な方
◇接種方法
・秦野伊勢原医師会および平塚市医師会などに加入している医療機関で接種できます。
※接種を受けるには予約が必要な場合があるので、事前に医療機関へお問い合わせください。
・実施医療機関については、市の各予防接種のホームページまたは健康づくり課にご確認ください。
◎肺炎球菌
【URL】https://www.city.hadano.kanagawa.jp/www/contents/1001000002447/index.html
◎帯状疱疹
【URL】https://www.city.hadano.kanagawa.jp/www/contents/1718598966004/index.html
◎インフルエンザ 新型コロナウイルス
【URL】https://www.city.hadano.kanagawa.jp/www/contents/1001000002449/index.html
◇接種前に医師との相談が必要な方
・心臓血管系疾患や腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害などの基礎疾患を有する方
・過去に予防接種を受けて接種後2日以内に発熱や全身性の発疹などアレルギーが疑われる症状の出た方
・過去にけいれんを起こしたことがある方
・過去に免疫不全の診断をされている、もしくは近親者に先天性免疫不全症の方がいる方
・ワクチンの成分に対してアレルギーを起こすおそれのある方
・心筋炎、心膜炎に既往歴のある方
・抗凝固療法を受けている方、血小板減少症または凝固障害のある方
◇よくある質問
Q.同時に2種類のワクチンを接種できないの?
A.同時接種または間隔を空けることにより接種できるものがありますので、医師と相談してください。
Q.利用券が送られてきたら必ず接種しないといけないの?
A.義務ではありません。ご自身の判断で接種を決めることができます。
Q.実施医療機関にない市外のかかりつけ医で接種したい場合は?
A.接種前に手続きが必要です。健康づくり課にご連絡ください。
Q.使用するワクチンの種類を知りたい
A.接種を行う医療機関にお問い合わせください。
Q.令和7年1月に70歳になったが帯状疱疹の利用券はがきが来ていない
A.本年4月以降に70歳になる方が対象です。1月〜3月生まれの方は4年後が対象となります。
Q.副反応はどんなものがあるの?
A.発熱や接種した部分の痛み・赤み・腫れなどですが、2・3日で回復するのがほとんどです。極めてまれに症状が重くなる場合がありますので医療機関に相談しましょう。
Q.今、感染症が流行していないから接種しなくても良いの?
A.予防接種を受けて免疫がつくまで時間がかかるため流行前の接種が安心です。
また、かかった場合でも重症化を防ぐことが期待されます。
Q.かかりつけ医で該当の予防接種をやっていない場合はどうしたらよいか?
A.実施医療機関は市のホームページで確認していただくか健康づくり課にご連絡ください。
Q.接種しようか迷っている場合はどうしたらよいか?
A.一人で悩まずに医師と相談の上、判断してください。
◇接種費用の免除
次の(1)〜(3)のいずれかに該当する方は、接種費用が免除になります。実施医療機関などに以下の証明書を提示してください。
《(1)生活保護世帯に属する方》
➡生活保護受給証明書
(持っていない場合は、生活援護課の担当ケースワーカーに申請してください)
《(2)中国残留邦人などの支援給付受給世帯に属する方》
➡中国残留邦人などの本人確認証
《(3)令和7年度の市民税が非課税である世帯に属する方》
➡次のア~エから1つ持参してください。
ア 秦野市保健事業費用免除措置確認書
(接種をする2週間前までに健康づくり課窓口または電子申請にて申請してください。身分証明書が必要です。)
イ 令和7年度の介護保険料納入通知書(第1~第3所得段階のみ)
ウ 介護保険負担限度額認定証
エ 後期高齢者医療資格確認書またはマイナンバーカード(後期高齢者で限度区分1.または区分2.の方)
※資産税課で発行している「非課税証明書」では、接種費用を免除できませんのでご注意ください。
問い合わせ:健康づくり課
【電話】82-9603
【FAX】82-6793
【メール】[email protected]