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空き家対策で地域を豊かに

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神奈川県秦野市

市内でも年々増え続け、社会問題化している空き家。放っておくと、知らず知らずのうちに周囲に迷惑をかけたり、自身に不利益が生じたりすることも。ただ、すべての空き家がそれに当てはまるわけではありません。適切な「管理」、空き家にしない「予防」、売却や賃貸などによる「活用」を心掛け、空き家対策について考えてみませんか。

■管理する 空き家を放置すると地域の生活に迷惑を掛けることも
◯倒木や家などの倒壊
隣家などへの危害や、通行人に当たると重大な事故につながります。

◯景観への悪影響
家の破損やごみの散乱などで、周辺地域の景観を損ね、街並みの印象が悪くなります。

◯環境の悪化
草木の繁茂や動物のすみ着き、害虫の発生で、不衛生な状態になってしまいます。

◇Point
空き家は、定期的な点検と適切な管理をしましょう。人が出入りし、庭木の枝の剪定(せんてい)や通気・換気などをすると、建物の老朽化が防げます。

◯所有者にもデメリットが
《管理不全空家も指導・勧告の対象に》
令和5年12月13日に空家等対策の推進に関する特別措置法が改正され、窓や壁が破損しているなど管理が不十分な状態の管理不全空家も、そのまま放置すると倒壊などのおそれのある状態などの特定空家と同様に、市区町村からの指導・勧告の対象となりました。
市からの指導を受け、それに従わず勧告を受けると固定資産税の軽減措置(住宅用地特例)が受けられなくなり、課税額が3〜4倍になります。

《損害賠償が発生する場合も》
家の倒壊などで通行人や隣家などに危害を加えた場合、所有者は賠償責任を問われることがあります。

■予防する 住まいの終活をしたいときは専門家に相談を
◯行政書士会による住まいの終活セミナー
とき:10月6日(日)午後1時~3時
ところ:図書館2階視聴覚室
内容:相続・遺言・成年後見の活用など
※午後3時~個別相談会あり
定員:50人(事前予約制。当日参加も可)

《相談窓口》
不動産や相続に関することなど、専門家による相談を毎月実施しています。詳しい日程などのお問い合わせは市民相談人権課
【電話】82-5128へ。

■活用する 売りたい・貸したいそんなときは空家バンクに登録を
登録した空き家の情報を市ホームページで公開し、空き家所有者と利用したい方をマッチングさせる仕組みです。

・空き家所有者→空き家登録→空家バンク
・利用希望者→利用申し込み→空家バンク
・空家バンク→成約率約66%→空き家所有者・利用希望者
交渉・契約(県宅地建物取引業協会が仲介)
※市は、契約などに関与しません。

◎登録物件などの詳細は、市ホームページへ
【HP】https://www.city.hadano.kanagawa.jp/www/contents/1625032366805/index.html

◯登録可能物件
・一戸建て住宅
・アパート、マンションの空き室
・空き店舗、空き事務所など

空家バンクに登録すると、一戸建て住宅に限り、片付けやリフォーム費用を補助する制度を用意しています。予算上限に達し次第、受け付け終了となりますので、まずはお問い合わせください。

問い合わせ:交通住宅課
【電話】82-9642
【メール】koutsu@city.hadano.kanagawa.jp

       

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