生活習慣病を予防するため、年に1回の健診で体の状態をチェックし、健診後には「特定保健指導」を利用して、健康な体づくりに取り組みましょう。
■特定健診の流れ
加入している医療保険によって、特定健診の受診方法や特定保健指導の内容などが異なります。
詳しくは、加入している保険者にお問い合わせください。
◯1 受診券が届く
今年度は5月30日に受診券を送付しました。
受診券には有効期限や受診費用などが書かれているので確認してください。
対象者は40歳から74歳までの国民健康保険に加入中の方です。
◯2 医療機関で受診する
受診券に同封している「健康診査等実施医療機関一覧」から、希望する医療機関を選び受診してください。
診療日や受付時間、予約の有無などについては、受診前に医療機関に確認してください。
〈先生からの一言(東海大学前駅クリニック菅野哲平院長)〉
特定健診は、メタボリックシンドロームに着目した「健診」によって生活習慣病のリスクを早期に発見することを目的としています。大きな病気になる前の段階から対応することで、健康で元気に生活できる可能性が高まります。ぜひ特定健診を受けましょう。
東海大学前駅クリニック 菅野 哲平 院長
◯3 検査結果の確認
受診から2~3カ月後に、市から健診結果を送付します。
特定保健指導判定とメタボリックシンドローム判定の結果をお知らせします。
健康づくりに役立つ講座のご案内を同封しているので、併せて確認してください。
◯4 特定保健指導を受けて生活習慣の改善に役立てる
特定保健指導判定で「動機づけ支援」「積極的支援」に該当した方は、特定保健指導対象者になります。
保健師や管理栄養士が、健診結果を基に生活習慣改善のための相談を行います。
・食事
・運動
◆糖尿病リスク予測ツールのご案内
被保険者の健康保持・増進のため、医療機関と連携して糖尿病性腎症の重症化や人工透析への移行を防止する取り組みを行っています。
糖尿病は、放置すると網膜症・腎症・神経障害などの合併症を引き起こし、生活の質を著しく低下させます。
30歳から64歳までの糖尿病と診断されたことが無い方を対象に、健診結果などを入力すると3年以内に糖尿病が発症する確率を表示するツールです。
ぜひ、糖尿病予防のためにご活用ください。
◯利用方法
URLを読み取り各項目を入力することで予測結果を確認できます
【URL】https://www.ncgm.go.jp/riskscore/
◆特定健診
特定健診は生活習慣病予防を目的とし、メタボリックシンドロームに着目した健診です。40歳から74歳の方が対象となっており、医療保険者が実施しています。
主な検査内容は、血液検査、尿検査、血圧測定、腹囲測定など。生活習慣病の前兆であるメタボリックシンドロームの早期発見につなげます。肝機能や腎機能の異常なども確認できます。
メタボリックシンドロームとは、健診の結果、腹囲(内臓脂肪型肥満)に加えて、脂質異常、高血糖、高血圧のうち二つの異常を合わせ持った状態です。自覚症状がないまま動脈硬化が進行し、心筋梗塞、脳卒中、糖尿病など生活習慣病のリスクが高まります。
◆特定保健指導
保健師・管理栄養士があなたのライフスタイルに合わせたオーダーメイドの健康づくりを提案する健康支援プログラム「すっきり健康体」を実施しています。
◯3カ月間のサポートの流れ
《Step1 保健師・管理栄養士と面談》
・生活習慣の確認
・目標と計画の設定
《Step2 中間連絡》
支援開始から約1カ月半頃
・取り組み状況確認、相談
・健康講座の案内
《Step3 最終連絡》
支援開始から3カ月
・取り組みの振り返り
・継続のためのポイント
問い合わせ:国保年金課
【電話】82-9613
【FAX】82-5198
【メール】k-nenkin@city.hadano.kanagawa.jp