皆さんが納めた税金などが、どのように使われているかを知っていただくため、毎年5月と11月に財政状況を公表しています。今回は、令和6年3月31日現在の令和5年度予算の執行状況についてお知らせします(1万円未満四捨五入)。
■一般会計予算の執行状況
令和5年度一般会計の当初予算額は、555億7000万円でしたが、物価高騰への対策などのため49億3657万円増額し、605億657万円になりました。
一般会計の収入済額は、総額535億384万円で収入率88・4%。そのうち、市税が42・2%を占めています。一方、支出済額は、総額526億4894万円で、執行率は87・0%です。
支出した主な事業は、低所得世帯支援給付金などの物価高騰対策経費のほか、秦野駅南部(今泉)土地区画整理事業や秦野市・伊勢原市共同消防指令センター施設整備事業、社会保障費などです。
◎区画整理事業で良好な住環境を整備
■輝く「ふるさと秦野」の未来を切り開くまちづくり
令和8年度の県道705号の拡幅整備後を見据えた秦野駅北口周辺のまちづくりや、令和9年度の新東名高速道路の全線開通を見据えた秦野丹沢スマートインターチェンジ周辺のまちづくりに加え、市内での分娩業務の再開を契機として、未来を担う「はだのっ子」一人一人を地域社会全体で守り、育むことができる環境整備などに取り組みました。
このような「秦野みらいづくりプロジェクト」を展開し、本市ならではの資源や魅力を生かしながら、全国屈指の森林観光都市の実現に向けた取り組みを進めています。
◎分娩可能な病院が市内に開院
◆市民1人当たりの市税負担
◯14万657円 前年度と比べ3627円の増額
◆市債の状況
一度に多額の経費が必要となる道路や下水道、学校などの施設整備は、公平性の観点から、将来にわたり施設を利用する市民にも負担を求めるため、市債という長期の借金をして行います。将来世代の財政の自由度を確保するためにも、市債は中長期的な見通しを立て、計画的に活用します。
◆一時借入金
令和6年3月31日現在、一時借り入れはありません。
※一時借入金…国や県からの補助金などの収入が遅れたため、市が支払う資金が一時的に不足したときに借り入れるお金
◆市有財産の状況
(令和6年3月31日現在)
問い合わせ:財政課
【電話】82-5116