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〈特集〉歴史をつなぐ中心街(2)

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神奈川県秦野市

◆まだまだ市内にあります 指定・登録文化財
◯国登録有形文化財(令和2年4月登録)
旧芦川家住宅主屋(緑水庵)

◎その他の文化財の詳細は市ホームページへ
【HP】https://www.city.hadano.kanagawa.jp/www/contents/1001000002346/index.html

◆これからの文化財は保存and〝活用〟の時代へ

◎cafeいがらし 五十嵐商店
かつての荒物・乾物商の名残をとどめる内観

駅前通り商店街を抜け、突き当りを右へ曲がってすぐにある「cafeいがらし」。西洋古典式の外観をした建物に入ると、どこか懐かしさを感じる匂いとコーヒーのいい香りが立ち込める。「楽しくやらせてもらっていますよ」とほほ笑むのは、1人で店を切り盛りする小野文男店長(73歳・幸町)だ。平成29年に国登録有形文化財に登録された五十嵐商店を活用し、5年前からカフェを経営している。コーヒー専門店に勤めていた経験があったことから、当時建物の利活用を検討していた団体から店長にと声を掛けられた。「ちょうど何か面白いことをやりたいなと考えていた頃だったので、よかったです」と振り返る。
最近では、弘法山からのハイキング客が、帰り道に寄って行くこともあるそう。「明日はどんな人に会えるかなって考えるのが楽しいですね」と小野さん。市外から訪れた人には、秦野の印象を聞いているという。「外からの意見を生かせばもっといい街になると思うんです」。大正時代の建物に集まる声が、未来の秦野をつくるかもしれない。

◎2・3階も見学可。秦野の歴史を学べる資料も


◎店舗は市民の講座や勉強会にも利用される

問い合わせ:生涯学習課
【電話】87-9581

       

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