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お知らせします 市の財政状況(1)

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神奈川県秦野市

税金がどのように使われているかなど、市の財政運営の状況を、毎年5月と11月に公表しています。今回は、令和5年度決算と令和6年度予算の執行状況(9月30日現在)などをお知らせします。
エネルギーや食料品などの物価高に加え、自然災害への対応などの課題も生じていますが、総合計画に掲げた都市像である「水とみどりに育まれ誰もが輝く暮らしよい都市」の実現に向け、市民と行政の協働・連携の下、全国屈指の森林観光都市の具現化を進めていきます。

■令和5年度決算
●歳入・歳出ともに前年度に比べて増加
令和5年度に支出した金額は総額991億97万円でした。令和4年度と比較すると、歳入は25億6533万円の増(+2.6%)、歳出は32億5225万円の増(+3.4%)となりました。


※特別会計と地方公営企業会計の歳入には、一般会計からの繰入金や負担金が含まれています。

●一般会計の決算
◇総合計画に掲げた都市像の実現に向けた取り組みを着実に実施
令和5年度は、新東名高速道路の全線開通などを見据え、“住んでみよう・住み続けよう”秦野みらいづくりプロジェクトに優先的に取り組むとともに、市民の暮らしを守り、地域経済の活性化につながる事業を実施しました。

・民生費
276億3035万円[17万1965円](前年度比+8.0%)
子育て支援、障害者・高齢者の福祉、生活保護など

・土木費
58億5158万円[3万6419円](前年度比-6.5%)
道路や橋、公園の整備、まちづくりなど

・総務費
53億8690万円[3万3527円](前年度比-0.5%)
市役所庁舎や情報システムの管理など

・衛生費
48億4753万円[3万170円](前年度比-16.2%)
ごみの収集や処理、健康づくりなど

・教育費
44億8156万円[2万7892円](前年度比+8.4%)
小・中学校や幼稚園、公民館の運営など

・公債費
42億7462万円[2万6604円](前年度比+23.9%)
市債の返済

・消防費
24億7481万円[1万5403円](前年度比+7.6%)
消火や救急活動、防災対策など

・商工費
11億9014万円[7407円](前年度比+0.6%)
商工業や観光の振興など

・農林費
6億4122万円[3991円](前年度比+6.6%)
農業の振興や森林づくりなど

・議会費
3億1613万円[1968円](前年度比-5.1%)
議会の運営

※[]内は、市民1人当たりの金額(令和2年国勢調査確定値に基づく令和6年4月1日現在の推計人口16万674人で計算)。

■財政運営
●市の貯金と借金
◇10年間で貯金額は18億円増、借金額は28億円減
市の貯金である財政調整基金は、社会情勢の急激な変化などによる大幅な歳入減や不測の財政需要に柔軟に対応するための備えとして、着実に積み立てをしてきたことで、10年前と比べ約18億円増やすことができました。なお、令和5年度決算で生じた剰余金のうち10億2000万円を財政調整基金に積み立てました。
市の借金である市債は、道路や上・下水道、学校など、一度に多額の経費が必要となる施設を整備するため、国や銀行などから借り入れているお金です。次の世代に多くの負担を残さないように見通しを立て、計画的に活用したことで、一般会計では10年前と比べ約28億円減らすことができました。
なお、令和6年9月30日現在、市が支払う資金が一時的に不足したときに借り入れる「一時借入金」はありません。

◎市の貯金額

◎市の借金額

※数値は各年度末現在(令和6年度は9月30日現在)。
※平成27年度以降は、国民健康保険事業の市債がありません。

●財政の健全度
◇前年度までと同様、健全な状態を維持
本市では、財政の改善が必要となる「早期健全化基準」を全ての項目で下回っています。


※実質赤字比率・連結実質赤字比率は、赤字額がないため「-」と表記しています。

◇水道事業会計、公共下水道事業会計
地方公営企業会計の経営状態は「資金不足比率」で示されます。本市は水道事業会計・公共下水道事業会計ともに資金不足はなく、経営の改善が必要となる「経営健全化基準」を下回っています。

問い合わせ:財政課
【電話】82-5116

       

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