■毎年受けよう「特定健診」
生活習慣病を予防するため、メタボリックシンドロームに着目した年に1回の健診で、体の状態をチェックしましょう。また、健診後には、「特定保健指導」を利用して、健康な体づくりに取り組みましょう。
※受診の前には、体温を測定するなど、体調に問題がないことを確認してください。受診時はマスクの着用を推奨します。
◯特定健康診査の流れ
加入している医療保険によって、特定健診の受診方法や、特定保健指導の内容:などが異なります。詳しくは、加入している医療保険者に問い合わせてください。
(1)受診券が届く
今年度は5月31日に受診券を送付しました。
受診券には有効期限や受診費用などが書かれていますので確認してください。
対象者は40歳から74歳までの国保加入中の方です。
(2)医療機関で受診する
受診券に同封されている「実施医療機関一覧」から、希望する医療機関で受診してください。
診療日や受付時間、予約の有無などについては、受診前に医療機関に確認してください。
[先生からのひとこと(秦野駅南口診療所 古木 隆元 所長)]
高血圧、高血糖、高コレステロールは、無症状が多く気付きにくいものです。特定健診は、生活習慣病を予防するために40~74歳を対象に実施される検査で、早期に体の異常を発見することができます。早い段階で対策することで、あなたの未来が健康で生き生き暮らせるものになる可能性が高まります。ぜひ特定健診を受けましょう。
◎医療機関で受診しましょう!
秦野駅南口診療所 古木 隆元 所長
(3)検査結果の確認
受診から2~3カ月後に市から健診結果を送付します。
メタボリックシンドローム判定と特定保健指導判定を行っていますので確認してください。
(4)特定保健指導を受けて生活習慣の改善に役立てる
特定保健指導判定で「動機付け支援」「積極的支援」に該当した方は特定保健指導の対象者になります。
保健師や管理栄養士が、健診結果を基に生活習慣の改善のための相談を受けます。
・食事
・運動
◎特定保健指導を受けましょう!
◎その他健康のための講座・教室も活用しましょう!
◆特定保健指導参加者の声
昨年度参加した方のアンケートから抜粋しました。
・すっきり健康体に参加して以来、自分の体の健康に気を付ける活動も増やし、本当に良かったと思います。(70歳代 男性)
・間食をなるべく控え、買い物の時に少し遠くまで行くようにし、目標体重を達成した。プログラムの途中で励ましていただけたり、質問に答えていただけて良かったと思います。(60歳代 女性)
・あまり無理せず、できる範囲で運動をしたため、3カ月という短期間では目標を達成できなかった。体を動かすことが必要だと再確認でき、これからもゆっくりですが、続けていこうと思っています。(70歳代 女性)
●特定健診とは
特定健診は、40歳から74歳までの方を対象に、生活習慣病の予防を目的に、加入している医療保険者が実施します。
主な検査内容は、血液検査、尿検査、血圧測定、腹囲測定など。生活習慣病の前兆であるメタボリックシンドロームの早期発見につなげます。肝機能や腎機能の異常なども確認できます。
メタボリックシンドロームとは、健診の結果、腹囲(内臓脂肪型肥満)に加えて、脂質、血糖、血圧のうち二つ以上が基準値外に当てはまる状態です。自覚症状がないまま動脈硬化が進行し、心筋梗塞、脳卒中、糖尿病など生活習慣病のリスクが高まります。
●特定保健指導
保健師・管理栄養士があなたのライフスタイルに合わせたオーダーメイドの健康づくりを提案する、健康講座「すっきり健康体」を実施しています。
◇3カ月間のサポートの流れ
《Step1 保健師・管理栄養士と面談》
・生活習慣の確認
・目標と計画の設定
↓
《Step2 中間連絡》
支援開始から約1カ月半頃
・取り組み状況の確認、相談
・健康講座の案内
↓
《Step3 最終連絡》
支援開始から3カ月
・取り組みの振り返り
・継続のためのポイント
特定健診、特定保健指導に関する問い合わせ:国保年金課
【電話】82-9613