「お湯の温度に注意して、そっと洗ってあげてね」。助産師さんの指導を受けながら沐浴(もくよく)体験をするのは、もうすぐ第1子が誕生しパパになる前田潤さん(36歳・渋沢)。お湯の準備から体の洗い方まで、沐浴の一連の動作を教わりながら実践するが、「動画などで勉強してきたけど、実際にやってみると思うようにいきませんね」と苦笑い。
市が開催する「おめでた家族教室」では、妊娠・出産に関する話や、育児のこつなどを学ぶことができる。妊婦はもちろん、パパとなる男性にも、赤ちゃんを迎えるための準備になると好評だ。
前田さんは、教室に参加した理由を「赤ちゃんを育てるその瞬間を大事にしたいんです」と力を込めて語る。育児休業も取得予定だ。昨年10月に国の新制度「産後パパ育休」が施行され、社会的に男性の育休取得を後押しする流れが進む中、妻の歩さん(35歳)も、「男性も育児をする環境が当たり前になればうれしいですね」と期待を寄せる。
「出産や育児への理解が深まるにつれ、親になる実感も湧いてきました」と前田さんが話すとおり、教室への参加が、自分にできることや何から始めたらいいのかを考えるきっかけにもなる。「イクメン」という言葉がはやったのは、10年以上前。働きながら、子育てにも積極的に携わる―。今目指すのは、仕事と育児の〝二刀流パパ〟かもしれない。
■参加者募集 おめでた家族教室
◇お産を知ろうandマタニティエクササイズ
とき:6月22日(木) 午前9時半~11時45分
◇快適なマタニティライフをすごすために
とき:7月13日(木) 午前9時半~11時45分
◇ようこそ赤ちゃん。みんなで子育て
とき:7月27日(木) 午前9時20分〜10時50分
ところ:いずれも保健福祉センター
対象:妊娠26週以降の妊婦と家族
費用:100円(初回のみ)
申し込み:希望日、氏名、住所、電話番号、出産予定日・病院名を書き、「おめでた家族教室」の件名で開催日の前日までに【メール】oyako-c@city.hadano.kanagawa.jp
※その他の日程は、市ホームページで確認してください
【HP】https://www.city.hadano.kanagawa.jp/www/contents/1685697571480/index.html
◆助成します 妊産婦タクシー利用
対象:市内在住で、母子健康手帳を交付されている妊産婦
上限額:1万5000円
対象経費:妊婦健康診査や出産のための入退院、産婦健康診査の際の自宅から医療機関までのタクシー料金
申し込み:タクシー料金の領収書を保健福祉センター1階こども家庭支援課へ持参
◎必要な手続きなど詳細は市ホームページへ
【HP】https://www.city.hadano.kanagawa.jp/www/contents/1680325796956/index.html
問い合わせ:こども家庭支援課
【電話】82-9604