カツーン――。心地よい音を立て、重さ3キロのストーンがぶつかり合うと、楽しげな歓声が上がる。
冬季オリンピックではおなじみとなった、「氷上のチェス」と呼ばれるカーリングに似たこのスポーツの名は、「ユニカール」。滑りやすい専用のカーペットを敷くことで、平らな床があればいつでもどこでもできる、お手軽版カーリングだ。
名前の由来は「ユニバーサル(万人向け)カーリング」。勝敗よりも体を動かしてみんなで楽しむことに重点を置いた「ニュースポーツ」の一つとして、脚光を浴び始めている。
週に1回、メタックス体育館はだので活動する秦野ユニカールクラブの丸岡敏昭会長(74歳・鶴巻南)は、「運動にはなるけどハードではない。誰でも気軽にできるのがいいですね」と太鼓判を押す。クラブには体に障害のある会員もいるが、ハンデなしで楽しくプレーしているんだとか。
「月に一度の『ふれあいスポーツデー』では、小学生も参加してくれるんですよ」と話す通り、老若男女を問わず楽しめ、世代を超えた交流の場にもなっている。
プレー中は笑い声が絶えず、和やかな雰囲気で行われるニュースポーツ。5月の爽やかな気候に誘われ、体を動かしたいと思ったらいい機会。「楽しめたらそれでいい」と気軽な気持ちで、「新しい健康づくり」を始めてみては。
問い合わせ:秦野ユニカールクラブ 丸岡会長
【電話】090-1460-4605
■まだまだあります 市内のニュースポーツ
◯モルック
点数計算は脳トレにも
木の棒「モルック」を投げて1〜12の数字が書かれた「スキットル」というピンを倒し、50点ぴったりになったらゲーム終了。超えると25点に減点される。
《ココがお手軽》
モルックは約300グラムと軽いので、力が弱くても簡単に投げられる。
問い合わせ:モルック秦野 村上代表
【電話】090-7685-0542
◯インディアカ
素手で打っても痛くない
バドミントンのコートで、羽根の付いた「インディアカボール」を手で打つ。ルールはバレーボールとほぼ同じだが、肘より下で打たなければならない。
《ココがお手軽》
羽根が付いているため、滞空時間が長く、初心者でも打ちやすい。
問い合わせ:市インディアカ協会 近藤会長
【電話】090-8646-9368
問い合わせ:スポーツ推進課
【電話】84-2795