皆さんが納めた税金などが、どのように使われているかを知っていただくため、毎年5月と11月に財政状況を公表しています。今回は、令和5年3月31日現在の令和4年度予算の執行状況についてお知らせします(1万円未満四捨五入)。
■一般会計予算の執行状況
令和4年度一般会計の当初予算額は、528億7000万円でしたが、新型感染症や物価高騰への対策などのため49億4472万円増額し、578億1472万円になりました。
一般会計の収入済額は、総額533億4601万円で収入率92・3%。そのうち、市税が42・0%を占めています。一方、支出済額は総額517億7719万円で、執行率は89・6%です。
支出した主な事業は、水道料金の減額、電気料金や燃料費、食材料費などの高騰に対する事業者支援、プレミアム電子商品券の発行などの物価高騰対策経費のほか、新型感染症のワクチン接種経費や社会保障費などです。
プレミアム電子商品券を発行
■住んでみよう・住み続けよう 秦野みらいづくりプロジェクトの推進
新型感染症の長期化の影響に加え、エネルギーや食料品などの価格高騰の波が押し寄せる中、本市では、新型感染症対策や物価高騰対策を最優先に取り組むべき課題として、市民の命と暮らしや地域経済を守るための施策を適時適切に行っています。
また、総合計画に位置付けた「住んでみよう・住み続けよう秦野みらいづくりプロジェクト」をさらに推し進め、市民が安心して子供を産み、育てられる環境整備に取り組むとともに、表丹沢や小田急線4駅など、本市ならではの資源や魅力を生かした全国屈指の森林観光都市の実現に向けた取り組みを進めています。
出産・子育てがしやすいまちへ
■市民1人当たりの市税負担
◇13万7030円
前年度と比べ4636円の増額
※令和4年度当初予算額を、令和2年国勢調査確定値に基づく令和5年4月1日現在の推計人口16万1279人で割ったもの。()内の数値は全体に対する割合。
■市債の状況
一度に多額の経費が必要となる道路や下水道、学校などの施設整備は、公平性の観点から、将来にわたり施設を利用する市民にも負担を求めるため、市債という長期の借金をして行います。将来世代の財政の自由度を確保するためにも、中長期的な見通しを立て、市債を計画的に活用しています。
※市民1人当たりの市債の額は、令和2年国勢調査確定値に基づく令和5年4月1日現在の推計人口16万1279人で算出。()内は対前年度の増減。
■一時借入金
◇令和5年3月31日現在、一時借り入れはありません。
※一時借入金…国や県からの補助金などの収入が遅れたため、市が支払う資金が一時的に不足したときに借り入れるお金。
■収入・支出の状況
※()内の数値は予算額に対する割合。
■市有財産の状況
(令和5年3月31日現在)
問い合わせ:財政課
【電話】82-5116