学校給食は、学校給食法に基づいて実施しており、給食を通じて児童生徒の心身の健全な発達を支えるものと位置付けています。そのため、食に関する指導の推進を図るための目標が定められています。
本市でも、給食を提供するために、物資を調達する生産者や商業者、栄養士や調理員など、関わっているたくさんの人の思いを形にして、給食を提供しています。
●学校給食の目標
(1)適切な栄養の摂取による健康の保持増進を図ること。
(2)日常生活における食事について正しい理解を深め、健全な食生活を営むことができる判断力を培い、及び望ましい食習慣を養うこと。
(3)学校生活を豊かにし、明るい社交性及び協同の精神を養うこと。
(4)食生活が自然の恩恵の上に成り立つものであることについての理解を深め、生命及び自然を尊重する精神並びに環境の保全に寄与する態度を養うこと。
(5)食生活が食にかかわる人々の様々な活動に支えられていることについての理解を深め、勤労を重んずる態度を養うこと。
(6)我が国や各地域の優れた伝統的な食文化についての理解を深めること。
(7)食料の生産、流通及び消費について、正しい理解に導くこと。
●講演会など
学校からの依頼により、市の栄養士による講演会なども行っています。普段食べている給食について学び、理解を深めることで、給食の時間が楽しみになるよう取り組んでいます。
また、各校でPTA主催の保護者試食会の際には、学校給食の目的や献立の立て方などの紹介や、意見交換などを通じてよりよい給食を提供できるよう努めています。
●はだのっ子キッチンで働く調理員さんに質問
Q 給食をどんな思いで作っていますか?
A 美味しく食べてもらえるよう、気持ちを込めて毎日作っています。また、大人になっても給食の記憶は残るので、いい思い出になるよう一生懸命作っています。
Q はだのっ子キッチンでは毎日、約40~50人の従業員が働いていますが、大人数で運営することの難しさややりがいはありますか?
A 献立は毎日異なるため、その日に合わせた人員の配置は大変ですが、一人一人が楽しそうに働いていて、やりがいを感じます。
Q 給食の調理員さんになった理由は何ですか?
A 成長期の子供たちの食事を学びたかったからです。また、子供と共通の会話が増えるといいなと思い、調理員になりました。
Q はだのっ子キッチンの良いところは何ですか?
A 保温性の高い食缶を使用しているため、温かいものは温かく、冷却機を使い、冷たいものは冷たく提供できることです。
Q ズバリ中学校給食の特徴といえば何ですか?
A 地場の野菜などがたくさん使われていることです。そして、はだのっ子キッチンで働く従業員は、ほぼ100%が秦野市民であることも特徴です。
Q 給食を食べる生徒へ伝えたいことはありますか?
A 毎日約4300食分の給食を提供するため、多くの人が関わって給食を作っています。中学生は成長期なので、たくさん食べて欲しいです。
●令和4年度 自慢の献立コンテスト 入賞献立を提供
「自慢の献立コンテスト」で入賞した作品を、令和5年1月から順次提供しました。中学生に必要な栄養価やボリュームに合わせるほか、大量調理用にアレンジしながら、入賞者の思いを乗せて提供することができました。
◇生徒・保護者部門
《市長賞》
「梅しそささみのお茶の葉揚げ」
イメージ通りの味でした。みんなに食べてもらえて良かったし、とても嬉しかったです。
西中学校3年 竹之内愛琉さん
《教育長賞》
「さつまいもシチュー」
西中学校3年 瀬戸結愛さん
おいしく食べてもらえるか不安でしたが、みんなにおいしかったと言ってもらえてとても嬉しかったです。
《教育長賞》
「ひき肉の炒り豆腐」
南中学校 保護者 金子幸文さん
◇商業者部門
《市長賞》
「鶏もも肉の甘酒照り焼き」
(株)米専門店やまぐちさん
《教育長賞》
「鎮江香酢で本格的!彩りたまごスープ」
コントレイルマーケット 伊澤芳美さん
◇生産者部門
《市長賞》
「中華うま煮」
宮村農園 永浜敬子さん
《教育長賞》
「古谷さん家のジャーマンポテト」
古谷昇さんご夫婦
※詳細は広報紙差し込み面の写真をご覧ください
問い合わせ:学校給食センター(はだのっ子キッチン)
【電話】86-6525
【メール】g-kyouiku@city.hadano.kanagawa.jp