秦野には、障害のある方がまちで見つけた良かったもの、心が休まることがたくさんあります。ちょっとした声かけやお手伝いが積み重なって、みんなが笑顔になれるまちになっていく。そんなまちになるために実際にあった事例をご紹介します。
◆障害者差別解消法が改正されました
「合理的配慮」とは、障害のある方が社会生活の中で出会う困りごとなどを、負担になりすぎない範囲で取り除くための援助や環境を整えることです。秦野市では、この考えを社会全体で共有し、障害の有無にかかわらず、その人らしさを認め合いながら共に生きる社会(共生社会)の実現を目指しています。
※次の★マークがついた事例は合理的配慮の一例です。
◎「合理的配慮の提供」
【URL】https://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/jirei/pdf/gouriteki_jirei.pdf
●スーパー・コンビニエンスストア
★予約しておけば買い物の手伝いや案内をしてくれるお店があります。(視覚障害者)
★身振りでやり取りしてくれるお店があります。(聴覚障害者)
●駅
・点字ブロックを頼りに改札へ行こうとしたところ、とおりがかりの人から「よろしければ、お手伝いしましょうか?」と声を掛けられ、改札まで案内していただきました。(視覚障害者)
★車いすで乗車する際の、駅員さんの対応に感謝です。(身体障害者)
・車いすを使用しているのでエレベーターが新設され利用しやすくなりました。(知的障害者)
●病院・銀行
★ATMの操作方法などを丁寧に説明してもらえるのでひとりでお金の出し入れができるようになりました。(知的障害者)
★通院時に受付の方が、車いすでの昇降に、すぐに対応してくれました。(身体障害者)
・じっとしていることができない子供に、個々の状況に応じて治療してくださる歯医者さんに感謝でいっぱいです。(自閉症児の親)
・受診の順番待ちは、携帯ブザーで呼び出してもらえるので、人混みが苦手な自分は、車で待つことができるので助かります。(精神障害者)
●レストラン・フードコート
・点字メニューがあるためじっくりメニューをえらぶことができ助かります。(視覚障害者)
★フードコートの店員さんが料理を運んでくれました。本当に助かりました。(身体障害者)
・ロボットが料理を運ぶお店があり、おちつきのない子供が大変喜び楽しく食事をすることができました。(知的障害者)
●公的機関・公共施設
・家族がなだめることができない息子に落ち着くまで相談にのってくれたり、突然、行方が分からなくなったときの警察署の皆さんの対応に感謝です。(精神障害者の家族)
・カルチャパークのトイレには、いつもかわいいお花が飾られて、気持ちがいいです。清掃の方たちにありがとうと伝えてください。
(知的障害者)
※事例は令和5年度秦野市障害者支援懇話会地域共生部門当事者部会調査結果から抜粋
◆ヘルプマーク
・外見からは分からない援助や配慮を必要としている方々が周囲の援助を得やすくなるよう作成されたマークです。
・このマークを見かけたら電車やバス内で席を譲るなど優しい声かけや、思いやりのある行動をお願いします。マークは、障害福祉課、保健福祉センター等で配布しています。
◆12月3日から9日は、『障害者週間』
・難病、発達障害、高次脳機能障害、重症心身障害など、障害者手帳を持っていなくても日常生活に困難を感じている方はたくさんいます。
・すべての人が過ごしやすい社会。困っている人に優しいまち。そんな秦野市をみんなで目指しませんか。
・障害について詳しい内容を知りたい方は、「障害のことを知ろう」という冊子(無料)を障害福祉課で配布しています。
◎「障害のことを知ろう」
【URL】https://www.city.hadano.kanagawa.jp/www/contents/1666863255081/index.html
問い合わせ:障害福祉課
【電話︎】82-7616