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〈12月は地球温暖化防止月間です〉みんなごとを未来へ カーボンニュートラル

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神奈川県秦野市

災害の激甚化、猛暑日の最多更新、さまざまな場面で地球温暖化の影響が出ています。
国が、令和2年に「2050年までにカーボンニュートラル(脱炭素)社会の実現」を目指すことを表明したことを受けて、秦野市においても「2050年ゼロカーボンシティ」の実現に向けた挑戦を表明し、その達成に向けた取り組みを推進しています。

●市の取り組み
◇秦野市地球温暖化対策実行計画を策定
秦野市地球温暖化対策推進本部(本部長:秦野市長)において、“市民・事業者・行政の誰もが主役”となって取り組む姿勢である「みんなごと」の意識で地球温暖化対策に取り組み、脱炭素社会の実現を目指していきます。
具体的には、秦野市域の2030年度二酸化炭素排出量を2013年度比で46%削減、市役所の事務事業では50%削減に向け、徹底した省エネ、再生可能エネルギーの活用、ライフスタイルシフトなどさまざまな取り組みにより達成します。

◎Pick UP 秦野市の二酸化炭素排出量の現状と目標
単位:千t-CO2

◇排出削減目標の内訳
(数値については、2013年度→削減目標→2030年度の排出量の値)
▽産業部門(第一次・第二次産業から排出される温室効果ガス)
330千t-CO2→37%減→207千t-CO2

▽民生(業務)部門(第三次産業から排出される温室効果ガス)
145千t-CO2→50%減→72千t-CO2

▽民生(家庭)部門(家庭から排出される温室効果ガス)
189千t-CO2→66%減→64千t-CO2

▽運輸部門(人・物の輸送・運搬から排出される温室効果ガス)
189千t-CO2→38%減→114千t-CO2

▽廃棄物部門(一般廃棄物の焼却などから排出される温室効果ガス)
17千t-CO2→21%減→13千t-CO2

▽吸収源の拡充(森林の林木が吸収する温室効果ガス量)
23千t-CO2→吸収源の拡大→23+αt-CO2

◎市役所事務事業の二酸化炭素排出量の現状と目標
単位:t-CO2

●家庭の脱炭素
ゼロカーボンシティの達成には、家庭からの、二酸化炭素排出量を「66%」削減する必要があります。
このためには、市民の皆さんのライフスタイルシフトが欠かせませんが、それは今の生活から我慢や無理を強いるものではありません。
ぜひ楽しみながら持続可能な暮らしを実践してください。

[デコ活]
脱炭素を意味する「デカーボナイゼーション」と「エコ」を組み合わせた造語

国では、脱炭素社会の実現に向けたライフスタイルシフトのことを「デコ活」と名付け、推進しています。
秦野市でも、この趣旨に賛同し、ライフスタイルシフトについてはだのふるさと大使の実践例を紹介する動画などさまざまな手段で情報発信をしています。
ライフスタイルシフトの実践例の一部を紹介しますので、ぜひ皆さんの暮らしをデコレーションしてみましょう。

◎いろいろなライフスタイルシフトの方法があるからぜひ見てね♪
【URL】https://ondankataisaku.env.go.jp/decokatsu/

◇[今日から実践]デコ活
《LED照明への切替え》
家庭照明をLEDに切り替える
・CO2削減量 27.2kg-CO2/世帯
・節約額 2876円/年

《エコドライブの実施》
ふんわりアクセル、加速度の少ない運転をする
・CO2削減量 117.3kg-CO2/世帯
・節約額 9365円/年

《食品ロスの削減》
買い過ぎ、食べ残し、過剰除去の防止する
・CO2削減量 5.4kg-CO2/世帯
・節約額 8900円/年

◇省エネ教育プログラムを実施
市内の小・中学校では、東京ガス株式会社のプログラムを活用して、省エネ教育プログラムに取り組みました。
このプログラムを家庭で実践することで、1世帯当たり約5.1%の二酸化炭素削減効果が見込めます。
プログラムを実践した児童からは、「簡単なことで省エネができることや冷やすより温めるほうがエネルギーを使うなど初めて知ることがたくさんありました。これからも省エネ行動を続けていきたいです」との成果発表があり、未来につなぐための確かな1歩が見られました。

●事業者との取り組み
◇脱炭素経営ってどうすればいいの?
そんな課題を抱えた事業者とともに、情報共有や課題の抽出・解決のために、市内事業者を中心に市役所も一事業者として参画して「はだの脱炭素コンソーシアム」を設立しました。
「みんなごと」の精神のもと、地域の範たる事業者として持続可能な発展と成長を遂げられるよう作り上げていきます。

◎はだの脱炭素コンソーシアムのイメージ
※詳細は広報紙の差し込み面をご覧ください。

◎ご参加いただける事業者(なかま)をまだまだ募集しています。
URLをチェックしてね♪
【URL】https://www.city.hadano.kanagawa.jp/www/contents/1654650180835/index.html

◎第1回定例協議会の様子は「はだのモーピク」で公開中
【URL】https://youtu.be/z9d8VO4N8mE

◇はだの脱炭素コンソーシアムの活動
はだの脱炭素コンソーシアムでは、42事業者が参画し、これまで2回の定例協議会を開催しています。
協議会では、各事業者の脱炭素に関する実践事例の発表や、ワークショップによる課題・情報共有をとおし、それぞれの脱炭素経営について気づきや学びを得ています。
今後も、セミナーや協議会により課題解決に向けた取組を進めていきます。

◎第1回定例協議会
◎第2回定例協議会
参加者同士で活発に意見を交換

問い合わせ:環境共生課
【電話︎】82-9618
【メール】k-kyousei@city.hadano.kanagawa.jp

       

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