■財政運営
●市の貯金と借金
◯10年間で貯金額は20億円増、借金額は123億円減
市の貯金である財政調整基金は、社会情勢の急激な変化などによる大幅な歳入減や不測の財政需要に柔軟に対応するための備えとして、10年前と比べ約20億円増やすことができました。なお、令和4年度決算で生じた剰余金のうち11億6000万円を積み立てました。
市の借金である市債は、道路や上・下水道、学校など、一度に多額の経費が必要となる施設を整備するため、国や銀行などから借り入れているお金です。次の世代に多くの負担を残さないように中長期的な見通しを立てた上で、計画的に活用したことにより、10年前と比べ123億円減らすことができました。
なお、令和5年9月30日現在、市が支払う資金が一時的に不足したときに借り入れる「一時借入金」はありません。
◎市の貯金額
・平成25年度 34億9281万円
・30年度 25億8095万円
・令和5年度 55億926万円
◎市の借金額
・平成25年度 767億4082万円
・30年度 731億5377万円
・令和5年度 644億5901万円
●財政の健全度
◯前年度までと同様、健全な状態を維持
本市では、財政の改善が必要となる「早期健全化基準」を全ての項目で下回っています。
※実質赤字比率・連結実質赤字比率は、赤字額がないため「-」と表記しています
《水道事業会計、公共下水道事業会計》
地方公営企業会計の経営状態は「資金不足比率」で示されます。本市は水道事業会計・公共下水道事業会計ともに資金不足はなく、経営の改善が必要となる「経営健全化基準」を下回っています。
・財政改善の必要性を判断する指標:資金不足比率
(経営状態の悪化の度合いを示す数値)
・本市:資金不足なし
・経営健全化基準:20%
■市民1人当たりの市税負担額14万131円
10年前の平成25年度は、1人当たりの市税負担額は13万7766円でした。それに比べ、令和5年度は2365円増加しています。
※令和2年国勢調査確定値に基づく令和5年10月1日現在の推計人口16万1278人で計算
■令和5年度予算執行状況
※令和5年9月30日現在。収入の執行済額は調定済額
■市有財産の現在高
※令和5年9月30日現在。財政調整基金は、令和5年度末までに約18億円を取り崩す見込み
問い合わせ:財政課
【電話】82-5116