国民健康保険(国保)は、加入者の皆さんに負担していただく国民健康保険税(国保税)を基に医療費の支払いを行う、相互扶助の制度です。加入者の皆さんの生活に欠かせない国民健康保険の財政を改善するため、税率を改定しました。
●加入者数の減少と増える赤字繰入金
国保加入者の減少が続く中、医療費は毎年増加を続けており、国保財政は非常に厳しい状況が続いています。
◎1人当たり医療費と国保加入者の推移
そのような中、本市は一般会計から赤字補填(ほてん)のための繰り入れ(赤字繰入)を行い、保険税を低く抑えてきました。
しかし、令和元年度の時点で、全国の自治体の約8割が赤字繰入を解消しており、県内国保事業の財政運営主体である神奈川県でも、令和8年度までに、赤字繰入を解消する方針を示しています。
◎令和2年度1人当たり保険税(料)
●安定的な国保財政運営のため保険税を改定
本市の現行の税率では、加入者の減少に伴い、赤字繰入がますます増加してしまいます。増え続ける医療費を支え、赤字繰入の削減を図るため、保険税の改定を行います。
◎税率改定表
国保税は、医療給付費分、後期高齢者支援金分、介護納付金分(40~64歳の方のみ)の三つを合算したものです。一人一人の前年所得に応じて計算し、世帯単位で合算し、世帯主に賦課されます(合算時に賦課限度額が適用)。また、税申告に基づく所得や世帯構成によって、均等割額の軽減制度があります。
●医療費の抑制にご協力を
今後、高齢化がさらに進むと、1人当たりの医療費の増大は避けられません。ジェネリック医薬品の利用、特定健診や保健指導による生活習慣の見直し、病気の予防・早期治療への積極的な取り組みなど、医療費の抑制にご協力をお願いします。
問い合わせ:国保年金課
【電話】82-9613