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連載企画 はだの浮世絵 and Miyanagaコレクション

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神奈川県秦野市

はだの浮世絵ギャラリーと宮永岳彦記念美術館の市所蔵作品を通じて、作品の時代背景や裏話を紹介します(詳しい解説やバックナンバーは市ホームページで公開中)。

●遊び心で地名を表現
◇歌川国芳「木曽街道六十九次之内 板鼻 御曹子牛若丸」
「木曽街道六十九次之内」は、街道の地名にちなんだ人物や物語を題材にした連作。今回の作品の登場人物は、源義経・幼名牛若丸です。夜になると武芸の修練に励んだという逸話どおりに、烏天狗(からすてんぐ)と剣術の稽古をしています。鼻を手で押さえて倒れている天狗たちが表現するのは「痛い鼻」。地名の「板鼻」を連想させる、ユーモア溢れる1枚です。

●図書館 はだの浮世絵ギャラリー展示企画
◇源平合戦の勇者たち
とき:5月21日(土)~7月10日(日) 午前9時~午後7時(火曜日、祝日は午後5時まで)
※図書館休館日を除く

◇専門スタッフが作品を解説 ギャラリートーク
とき:6月17日(金) 午後2時~2時半
定員:20人(申し込み先着順)
申し込み:5月6日(金)~

●宮永モダニズム
◇初夏の装ひ 昭和26年
近現代西欧美術の巨匠の展覧会が、次々と開催されていた時期に描かれた作品です。スーツを省略して描いたり、観葉植物のコントラストを強調した配色にしたりと、その平面的な表現から「ヨーロッパのモダニズム」の影響が見て取れます。当時の美術思潮を巧みに取り込むだけでなく、内面の優雅さや気品も感じさせる、宮永独自の才がうかがえます。

問い合わせ:文化振興課
【電話】86-6309

       

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