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「ふるさと秦野」を飛躍発展

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神奈川県秦野市

2月24日に市議会第1回定例月会議で高橋昌和市長が表明した、新年度の施政方針の主な内容を紹介します。

■「感染の拡大防止」と「社会経済活動」の両立
新型感染症対策は最優先に取り組む課題です。ワクチン接種を安全かつ迅速に完了させるとともに、引き続き自宅療養者や濃厚接触者へ、食料品などの生活支援を行います。また、新型感染症の影響を受けている中小企業を対象に、利子補給などの金融支援を行うほか、製造業を営む事業者が動画などを用いて企業の強みを発信する取り組みを支援し、企業の取引機会の拡大を図ります。そして、市内での消費を喚起し、資金循環を促進する「電子地域通貨」の導入に向けた検討を行うなど、先を見据えた息の長い地域経済対策を講じ、オール秦野でこの難局を乗り越えていきます。

■住んでみよう・住み続けよう秦野みらいづくりプロジェクト
「健康で安心して暮らせるプロジェクト」では、市庁舎などの照明設備のLED化に向けた調査や再生可能エネルギー由来の電力の活用など、2050年カーボンニュートラルにつながる足元からの取り組みに着手します。また、障害者が地域で自分らしく安心して暮らせるよう、地域生活を支えるサービスの提供に加えて、緊急時の受け入れ体制を整備します。防災・減災対策では、避難所や被害情報の全体を把握できる災害情報システムの導入などにより、市民の迅速な避難行動につなげます。そして、「犯罪被害者等支援条例」に基づき、犯罪に遭われた方やその家族が地域で安心して日常生活を取り戻すことができるよう、総合的な支援体制を整備します。

「未来を拓(ひら)く子育て・教育プロジェクト」では、秦野赤十字病院における分娩(ぶんべん)業務の再開をはじめ、女性や子供が住みやすいまちを目指すとともに、民間による日帰りと訪問型の産後ケア事業を拡充するほか、結婚を希望する市民への支援に取り組みます。また、ひとり親家庭を対象に、オンライン相談の実施や毎月第2土曜日に窓口を開設するなど、相談体制を強化します。そして、教育施策として、新たに国の「地方教育アドバイザー」制度の活用による、「学びの基盤プロジェクト」の拡充など、学力の定着・向上を支援します。

「小田急線4駅周辺のにぎわい創造プロジェクト」では、各駅の魅力ある地域資源や特色を生かし、駅周辺市街地における「歩いて楽しい、歩いて暮らせるまちづくり」を推進します。また、税制上の優遇措置などにより土地活用を奨励することで、人の流れを生み出す集客施設や人をまちに呼び込む事業所などを誘致し、生活と産業とが調和した活力ある都市の実現に取り組みます。

「新東名・246バイパスの最大活用プロジェクト」では、「表丹沢ツーリズム(仮称)」の事業化に向けて、事業計画の策定などに取り組みます。羽根スポーツ広場用地(仮称)については、森林資源の活用などといった環境共生をコンセプトに、土地利用構想を策定します。また、秦野丹沢スマートインターチェンジから市街地へのアクセス性を高める新たな都市計画道路と、並行する矢坪沢の整備に向けた取り組みを進めます。

「移住・定住活性化プロジェクト」では、移住相談窓口を新設するとともに、空き家のリフォームに必要な経費を補助する制度と若者世代への住宅購入費を補助する「はだの丹沢ライフ応援事業」を創設し、本市への移住・定住につなげます。

「新たな日常創造プロジェクト」では、市民がいつでも、どこでも行政手続きを行うことができる環境を整えるため、手続きのオンライン化など、「はだのICT活用推進計画」の取り組みを進めるとともに、マイナンバーカードの普及促進を図ります。

■総合計画の五つの基本目標
「誰もが健康で共に支えあうまちづくり」では、民間保育所等が実施する施設改修やICT環境の整備を支援するとともに、公立認定こども園の安全対策の強化などに取り組みます。

「生涯にわたり豊かな心と健やかな体を育むまちづくり」では、クアーズテック秦野カルチャーホールで、民間活力による質の高い文化芸術に触れる機会の提供に努めます。また、本年11月に開催される「ねんりんピック」については、競技だけでなく、未病改善教室や本市の特産品の販売ブースを併設するなど、誰もが気軽に参加できるイベントとします。

「名水の里の豊かな自然と共生し安全・安心に暮らせるまちづくり」では、安心して営農できる環境づくりのため、環境整備、防除、捕獲を組み合わせた地域ぐるみの鳥獣被害対策を実施します。

「住みたくなる訪れたくなるにぎわい・活力あるまちづくり」では、新型感染症の影響により利用者が減少している乗り合いタクシーなどの運行を支援します。また、空き家内にある家財道具や敷地内の庭木の処分に要する経費を補助する制度を創設し、空き家の適正な管理を促進します。

「市民と行政が共に力を合わせて創るまちづくり」では、デジタル版の「広報はだの」の作成やSNSのさらなる活用などにより、幅広い年代に向けた取り組みを進めます。

■「新時代」の幕開け
来月には、新東名高速道路の新秦野インターチェンジまでが開通し、秦野の「新時代」が幕を開けます。「表丹沢の魅力づくり」と「小田急線4駅周辺のにぎわい創造」を一体的に進め、本市を全国屈指の森林観光都市へと押し上げていくとともに、「誰もが住みたい・住み続けたいふるさと秦野」を未来へ引き継いでいきます。

       

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