■〈防犯について考える〉知っていますか?市内の犯罪発生状況!
市内刑法犯罪の発生件数は、平成12年頃は年間3000件を超えていましたが、防犯啓発を警察や防犯関係団体の方とともに積極的に推進した結果、昨年は484件まで減少しました。
しかし、窃盗犯罪や、知能犯罪と呼ばれる詐欺などの発生件数は、依然として多い状態が続いています。特に「空き巣」や「自転車盗」の発生割合が高く、自宅および自転車に鍵を必ずかけていただくことで市内の刑法犯罪の減少に大きくつながります。
犯罪抑止には「住民の目」が一番効果があるといわれています。日ごろから、近隣の方とのコミュニケーションを図ることが、犯罪の抑止になります。
行政および地域が一体となり犯罪のないまちづくりを進めましょう。
◎刑法犯罪発生推移
※令和3年の数値は暫定値です
窃盗や詐欺の発生件数は、依然として高い状況です。犯罪の無い都市を目指し、ご協力をお願いします!
■多様化する特殊詐欺に負けない!
市内の特殊詐欺の被害件数は、平成30年以降減少傾向にあるものの、令和3年は被害額が1億円を超える状況となりました。
特殊詐欺の手口は年々多様化し、訪問者がキャッシュカードをすり替える手口や、新型感染症に便乗した手口など、新たな手口で皆さんの大事な資産を狙っています。普段から不審な訪問や、電話があることを想定し、事前に「常時留守番設定にする」「家族との電話には合言葉を決める」などの対策をとることが、被害防止につながります。
○オレオレ詐欺
息子や孫などの身近な人になりすました犯人から電話があり、仕事に関するトラブルなどを口実に、お金を要求する詐欺
・風邪をひいて声が…
・携帯を落として番号が…
○預貯金詐欺
県や市町村などの自治体や税務署の職員などを名乗り、医療費の払い戻しなどがあるからと、キャッシュカードの確認や取り替えの必要があるなどの口実で自宅を訪れ、キャッシュカードをだまし取る詐欺
・キャッシュカードを取りにいく…
・手続きのため暗証番号を教えてほしい…
○キャッシュカード詐欺盗
警察官などと偽って電話をかけ「キャッシュカードが不正利用されている」「預金を保護する手続きをする」などとして、嘘の手続きを説明したうえで、キャッシュカードをすり替えるなどして盗み取る
・キャッシュカードが不正利用されている…
・口座のお金が危ない…
○還付金詐欺
医療費や保険料の過払い金、未払いの年金があるなど、お金を受け取れるという内容の電話をかけ、犯人の指示どおりにATMを操作すると、相手側の口座にお金が振り込まれてしまう詐欺
・年金の未払いがあった…
・還付金があります…
○架空請求詐欺
インターネットの事業者を名乗る犯人から未払料金があるという名目で、携帯電話などにメールが送られたり、裁判所などの名称でハガキを送り、実際は使用していない料金を支払わせる詐欺
・払わなければ裁判になる…
・今日払えば大半が返金される…
◎特殊詐欺被害金額と件数
※令和3年の数値は暫定値です
◆防犯研修会申込受付中
自治会などからの依頼により、市と秦野警察署が連携し、各寄り合い・会合などで防犯に関する講習会を実施しています。身近に起きる犯罪の手口や対策など防犯に役立つ内容です。ぜひ活用してください。申し込みは、地域安全課まで。職員の派遣は感染症の状況で可否決定します。
◆あなたも隊員に登録しませんか ランニングパトロール、わんわんパトロール
多くの目で地域防犯力の向上を図るため、日頃のランニングやウオーキング、犬のお散歩に合わせた、地域の防犯パトロールを市民の協力により実施しています。随時、隊員を募集していますので登録申請をお待ちしています。登録された方には、隊員グッズを無償貸与します。
○啓発グッズ(無償貸与品)
《ランニングパトロール》
・ウエストポーチ
・リストバンド(黄色か紺色のどちらかひとつ)
《わんわんパトロール》
・エチケットバック
・リード標
・腕章
・キーホルダー(隊員証)
○各隊員数
・ランニングパトロール…189人
・わんわんパトロール…566人
問い合わせ:地域安全課
【電話】82-9625
【FAX】82-6793
【メール】tiikian@city.hadano.kanagawa.jp