■秦野市長 高橋 昌和
明けましておめでとうございます。
一昨年に引き続き、昨年も新型感染症への対応のため、市民の皆さまに大変なご協力をいただきました。ワクチン接種をはじめ、各種経済対策など、まさに市の総力を挙げて取り組むことができたのも、ひとえに医療・介護従事者をはじめ、さまざまな立場の皆さまのご理解とご努力のたまものであると、深く感謝申し上げます。
そのような中、1年の延期を経て東京2020オリンピック・パラリンピック大会が開催されました。多くの日本人選手の活躍に胸躍らせ、コロナ禍にあってうつむきがちな私たちに、希望と感動を与えてくれました。特にスポーツクライミング競技のアメリカ代表チームが「はだの丹沢クライミングパーク」で事前練習をしたことは、本市に刻まれたレガシーの一つとして大変うれしく思います。
さて、昨年4月から、「総合計画はだの2030プラン」をスタートさせました。43年ぶりに改定した新たな都市像「水とみどりに育まれ誰もが輝く暮らしよい都市」の実現に向けて、市民の皆さまと共に力強く、そして笑顔で歩んでいきたいと思います。
また、表丹沢の新たな拠点として3月に「ヤビツ峠レストハウス」をオープンしたほか、12月には、「中学校給食の完全実施」を実現することができました。
そして本年の新東名高速道路の開通を目前に控え、スマートインターチェンジとサービスエリアが「秦野丹沢」と名付けられました。全国に「秦野=丹沢」のイメージを定着させる大きな契機となることから、今後さらなる表丹沢ブランドの発信に力を入れていきたいと思います。
これまでにない難しい市政運営のかじ取りが求められています。先人が築き上げてきた「ふるさと秦野」のさらなる発展とともに、本市自慢の豊かな自然と日本一おいしい名水に育まれた全国屈指の「森林観光都市」を目指していきたいと思います。
新しい年が、皆さま方にとりまして健康で明るい幸せな年となりますことを心からお祈り申し上げます。