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〈特集〉はだのっ子や市の将来を育む 中学校完全給食(2)

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神奈川県秦野市

●市民が育む はだのっ子と学校給食
学校教育課 久保田貴課長

93.2%と44.5%。これは、平成30年度の全国と県内の公立中学校の完全給食実施率です。市では保護者などをはじめ、以前から中学校給食を要望する声が寄せられていました。そうした中、市政の重要施策の一つとして、平成30年度から保護者や市民、学識経験者や小・中学校の代表者などさまざまな立場の方と共に白紙の段階から検討・準備を進めてきました。
当時の生徒会役員からの思いがこもった意見は、プロジェクトの原動力となりました。新たなチャレンジの連続でしたが、生徒や保護者の意見を取り入れた「秦野スタイル」として、中学校給食をこれほど短期間でスタートできたのは、皆が一丸となって取り組んだからだと思います。
学校給食は幅が広く奥が深いです。たくさんの人たちがはだのっ子を思い、努力を重ねて毎日の給食が届けられています。これからも市民の皆さんと「共に」、地域社会全体ではだのっ子を育み、学校給食全体を充実・発展させていきたいと考えています。

●積み上げた経験で最高の給食センターを
ハーベストネクスト(株)市学校給食センター 小島博幸運営業務責任者

当社は、学校給食の調理・配送・配膳委託業務を、全国150カ所以上で手掛ける会社です。その中でも今回のように、設計から維持管理まで担う民設方式には豊富な経験がありました。これまで培った技術やノウハウを最大限生かし、「秦野らしい」学校給食センターとすることができました。
皆さんが食べる毎日の給食は、社員を含め、調理員、配送員など計60人でお届けしています。衛生管理や時間配分など万全な状態で配送できるよう、心を一つにして作っていますので、安心して楽しく食べてくれたらうれしいですね。
特に力を入れて検討したことは、どうしたら「温かくおいしい給食」を提供できるかです。市と共に何度も話し合いやシミュレーションを重ね、教室の前など最も近い場所まで運べるように、綿密な工程を組むことで実現することができました。
「子供たちが第一に喜ぶ給食を」の理念の下、市や市民の皆さんと「共に」一体となって運営していく強い思いです。

●中学校給食の疑問にお答え
Q.献立や調理で工夫していることは?
A.中学生という育ち盛りに見合う量にしつつも、塩分量など栄養バランスに気を付けながら献立を作成しています。食べるときに丁度いいおいしさにするため、煮詰めない、煮崩れしないよう見極めながら作るなど、子供たちの笑顔が溢れる給食づくりを心掛けています。

Q.給食はどのようにできているの?
A.市公式YouTube「はだのモーピク」で給食ができるまでの流れを紹介しています。

◎「動画の内容を一部紹介」
(1)職員が分かりやすくナビゲート
(2)特徴的な調理機械も解説
(3)調理から配送までの一部始終を収録 調理→載積→配送

Q.将来に向けて工夫したことは?
A.倉庫として設置している部屋は、盛り付け室へ変更が可能な設備となっており、生徒数が減少したときには高齢者向けの配食サービスの提供ができるなど、他事業への活用も見据えた設計になっています。

問い合わせ:学校教育課
【電話】86-6525

       

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