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~ふるさと秦野の輝く未来に向けて挑み続ける予算 原案可決~

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神奈川県秦野市

審査の詳細については、秦野市議会ホームページの会議録検索システムをご覧ください。
令和7年第1回(3月)定例月会議の会議録は、5月下旬からご覧いただけます。
【HP】https://www.city.hadano.kanagawa.dbsr.jp/index.php/

■環境都市分科会
所管:環境産業・建設・都市・上下水道など
◇地産地消推進事業費
[問]地場農産物や農産加工品の経営安定などを図るため、地産地消の推進に取り組む団体に対して補助をするが、農産物が適正な価格で取り引きされた場合、このような補助金は不要ではないか。
[答]農産物の適正価格については、生産コストに見合った価格となっていない現状がある。一方、国において価格転嫁の仕組みづくりに向けた協議が行われており、本市としても、消費者の農業に対する理解を醸成し、農業者の所得や営農意欲向上を図っていく。

◇森林資源活用拠点事業費
[問]県内の伐木の製材を一手に引き受けようとする本事業は、事業用地を羽根地区に限定することなく、スマートインターチェンジ周辺を中心としながら、全市的に探すべきではないか。
[答]本拠点は、表丹沢魅力づくり構想や地元要望などを踏まえて、森林資源活用拠点とすることに決めた経過があり、表丹沢エリア全体の中でも、唯一の大規模な遊休地であるため、本事業地での検討を進めていく。

◇地域ブランディング推進事業費
[問]はだのブランドの認証方法などを見直し、秦野の魅力を生かしたブランド認証品を活用した戦略的な情報発信を行うとのことだが、具体的な取り組みはどのようか。
[答]コンセプトを「丹沢の杜もり、名水のまち」と定め、イメージを強く想起させる秀逸な商品をブランド品として認証する。また、ОMОTANの公式インスタグラムで発信するほか、都内での※ポップアップ展示販売を行うなど、効果的なプロモーションを図っていく。

◇空家等対策事業費
[問]空き家の活用促進や適正管理の補助金は令和7年度までの実施となっているが、今後の予定はどうか。また、解体費の補助は、防災や跡地の有効活用の観点から必要な支援であると考えるがどうか。
[答]6年度に実施した実態調査と意向確認アンケートの結果に基づき、7年度は本市における空き家の課題をよく精査した上で、解決策などを検証し、解体費の補助を含めた検討を進めていく。

◇駅前広場等管理費
[問]秦野駅南口広場に屋根を設置するとのことだが、その概要はどのようか。また、秦野駅以外の3駅についても障害者等乗降場から駅舎まで屋根を設置する必要があると考えるが、今後に向けた取り組みはどのようか。
[答]誰もが利用しやすい駅前広場とするため、障害者等乗降場から南口歩廊までの動線上に屋根を設置する。また、ほか3駅についても、計画的に整備を進め、利便性の向上を図っていく。

◇「おいしい秦野の水」販売促進費
[問]市制施行70周年は「おいしい秦野の水」を市内外へ周知する絶好の好機と考えるが、販売状況と取り組みはどのようか。
[答]令和6年度の実績は、2月時点で約19万3千本と、前年比約8%の増で、好調に推移しており、はだのふるさと大使6人の直筆メッセージが入った記念ボトルも販売している。今後も、市内にとどまらず、市外にも販路拡大の取り組みを進めていく。

《環境都市常任委員会》
◎大野 祐司
○田中めぐみ
・伊藤 大輔
・吉村 慶一
・風間 正子
・高橋 文雄
・阿蘇 佳一
◎は委員長、○は副委員長

■討論 こんな理由で、賛成or反対
令和7年度一般会計予算案について、各会派などが賛否を表明し、その理由を述べました。(討論者の文責により、要旨を掲載しています。)
◇志政会[賛成]
予算の多くは適切に計画、積算していると評価でき、賛成するが、健康福祉とICT教育の支出増加を懸念する。特に新型コロナワクチンの影響やICT教育の弊害が顕著だが、国の対応が遅れている。未来を担う子どもたちを守るために適切な施策の見直しを求める。はだのスポーツビレッジ計画は拙速なため、市民の利益を確保するよう指定管理者との調整を求める。本庁舎の建て替えは、耐用年数を踏まえ、不要な改修費用を抑えた早期の計画策定を要望する。脱炭素政策に関しては、国際情勢を注視し、国の施策を盲信せず、科学的知見を基に慎重に進めるべきである。市民の税金が無駄にならないよう適切な配分を求める。

◇創和会・市民クラブ[賛成]
過去最高額となる640億7千万円となり、「ふるさと秦野の輝く未来」へ積極果敢にまちづくりを進める高橋市長の強い意志と決意が伝わる予算となっている。市民一人当たりに換算すると、40万97円となり、約半数を民生費が占め、令和6年度との比較では、土木費、教育費を増額し、未来への投資に重点を置いている。また市民一人一人に寄り添い、安心して妊娠・出産、子育てができる施策も充実しており、持続可能な行財政運営の中で、市長任期2期目の最終年として、しっかりとかじ取りをお願いするとともに、秦野市を前に進める政策実現会派として、本市発展のため、高橋市長をサポートしていく。

◇ともにつくる秦野[反対]
新東名高速道路の全線開通や秦野丹沢サービスエリアの開設を目前に、まちの活力創出に向けた投資も重要であると認識している。しかし、今は何よりも災害対策や老朽化するインフラの整備、教育、福祉、農業など、日々の暮らしに直結し、市民一人一人が安心・安全に笑顔で毎日を送ることができる事業にこそ積極果敢に投資をすべきと考え「議案第1号・令和7年度秦野市一般会計予算を定めること」に反対する。

◇公明党[賛成]
予算規模は増えたが、使途は適切であるので、一定の評価をする。施政方針の中に「女性と子どもが住みやすいまちづくりを進める」とあり、我々会派の考えと一致する。このことが賛成の大きな要因である。産前産後ケアのさらなる充実、秦野赤十字病院との協力体制の強化、さまざまな事業を実施する中で若い世代の意見を聞けるシステムの構築を要望する。

◇無所属議員
(吉村慶一議員賛成)
1000事業・640億円の予算に対する賛否は、議員の市長に対する信任・不信任の政治姿勢の違いの反映である。私は高橋市長を信任しており、賛成する。

(石川潤議員反対)
自主財源15億円増に対し、構成比が0・1%減少していることと、土木費の歳出が18%増加したこと、特に矢坪沢水路整備事業費に13億円かけることについて反対する。

◎各会派などの討論視聴できます
【HP】https://hadano-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=1718

◎用語解説
※ポップアップ展示販売…期間限定で店舗やイベントスペースなどで商品を展示、販売すること。

       

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