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一般質問(4)

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神奈川県秦野市

■森林・林業を牽引する一大拠点を秦野市に
【HP】https://hadano-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=1715
志政会 相原 學

●一 羽根森林資源活用拠点(仮称)について
[問]この拠点を整備する必要性および、本市や神奈川県内に及ぼす整備効果はどのようか。
[答]現在、県内全体の年間丸太生産量約3万立方メートルのうち、秦野産木材は5千立方メートルと多くを占めている。拠点が整備されるとさらに5千立方メートルの生産拡大となり、県の森林・林業を牽引する「県西の一大拠点」となる。また、にぎわいの側面として本拠点は秦野丹沢インターチェンジから2キロメートル圏内にあり、地域活動拠点の橋渡し的な機能を果たすことも期待される。
[問]整備する場所は、本市が企業から寄付を受けた土地であり、採石場として大きく削られているため、斜面地の一部が土砂災害特別警戒区域に指定されているが、具体的な整備内容と事業費の見込みはどのようか。
[答]土地活用に当たり、本拠点内の急傾斜地の整備方法についてさまざまな検討をした結果、補強盛土工法が有効と判断した。現時点での工事費は15億円程度を見込んでおり、財源は地方債などである。将来的には一般財源負担は約5億3千万円程度に圧縮できると見込んでいる。
[要望]本市財政への影響、経済波及効果など具体的な数値を中心に検証されているが、さらに議論を重ね、森林資源の活用拠点として機能するよう事業を進めてほしい。

■新たな開発をやめない限り、他の財源など生まれない
【HP】https://hadano-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=1716
無所属 伊藤 大輔

●一 学校給食無償化の財源について
[問]国の学校給食費の無償化の動向をどう捉えているか。
[答]文部科学省において、「安定的な財源の確保」や「少子化対策としてより効果的な施策であるか」などの検討課題が整理され、本市でも同様に捉えている。
[問]無償化が移住・定住促進に効果的かつ、自治体間の差別化要因になり得るとの認識はあるか。また、国が実施すべきとの意見に変わりはないか。
[答]給食の無償化は移住・定住に効果的かつ、自治体間の差別化につながる側面もあるが、限られた財源の中で、年間6億円を超える財源の確保は難しく、国の責任において実施すべきであると考える。
[意見]学校給食費の無償化は、子育てしやすい街のアピールになり、どこの自治体も「三つの無償化」(医療費、保育料、給食費)をめぐり過当競争をしている。本市は、18歳までの小児医療費無償化の遅れや一部保育料の値上げを実施するなど、完全に時代に逆行しており「女性と子どもが住みやすいまちづくり」とは言えない。また、本市の財政力指数は、令和5年度決算でも0・784と毎年下がり続けているが、インフラ整備や都市開発へ積極的に投資をする財政方針である。公共事業費を年間約10億円削減すれば、無償化の財源に充てることができると考える。


公共事業費(普通建設事業費)の割合は10市中2番目に高い

■企業や地域との連携で、女性と子どもが住みやすいまちの実現へ
【HP】https://hadano-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=1717
創和・市民 福森 真司

●一 八潮市の道路陥没事故に伴う本市の対応について
[問]下水道管と水道管の維持管理の状況はどのようか。
[答]日頃から道路管理者と情報共有を行い、異常が発見された場合は速やかに対応している。
[要望]二次災害対策をはじめ、市内事業者と連携し、安全・安心の確保と持続的な運営に努め、適切な維持管理を継続してほしい。

●二 女性と子どもが住みやすいまちづくりについて
[問]企業や地域と連携した子育て支援はどのようか。
[答]父親を含めた産後うつや産後ケアに関する出前講座、出産・子育ての悩みを解消できる民間主導によるセミナーなどを実施し、安心して妊娠・出産・子育てができるよう努めている。
[要望]地域全体で応援し、子育てに喜びと希望を持ち、秦野で子育てをして良かったと思える環境づくりを進めてほしい。

●三 表丹沢のブランディングについて
[問]これまでの取り組み状況はどのようか。
[答]アクティビティの満足度を高めるため、官民一体となりさまざまなイベントの開催や、表丹沢の魅力を効果的に発信している。
[要望]市が持っているツールを積極的に活用し、都心から近い山岳・里山アクティビティの聖地としてのブランド化に努めてほしい。

       

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