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一般質問(3)

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神奈川県秦野市

■休日夜間急患診療所の整備とOMOTANコインの分析速報
【HP】https://hadano-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=1711
創和・市民 大塚 毅

●一 休日夜間急患診療所について
[問]市民から年末年始の利用に不具合を感じたと聞いたが、利用状況はどのようか。
[答]年末年始の受診者数が令和5年度に比べ、約1・9倍増加した。
[問]日中の時間帯で単純計算すると2分に1人受診しているが、混雑緩和の取り組みはどうか。
[答]診療所の順番待ち車列の解消に当たりカルチャーパーク第7駐車場を臨時駐車場として開放した。
[問]医師会との連携状況と診療所建て替えの状況はどのようか。
[答]市民からの意見は医師会と共有している。建て替えの件は、秦野市休日夜間急患診療所等整備検討会での方針に基づき進めている。

●二 OMOTANコインについて
[問]ポイントバックキャンペーンの結果に係る見解はどのようか。
[答]利用者数は目標の倍以上で、加盟店舗数、決算額も目標を達成し、順調なスタートとなった。
[問]キャンペーンが終了し、ユーザー数などの分析が重要であると考えるが、状況はどのようか。
[答]月ごとのアクティブユーザー数を把握しており、ダウンロード数は増加しているが、利用者数は減少している。
[要望]ユーザー数と率を分析し、課題の抽出と効果的な解決策を実施してほしい。また、利用状況をWEBで公開し、透明性の確保を図り、ダウンロード数に合わせて※KPIを上方修正してほしい。

■市職員のモチベーションの向上につながる人事評価を望む
【HP】https://hadano-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=1712
創和・市民 大野 祐司

●一 令和6年12月期人事評価の結果について
[問]令和5年の「秦野市職員の期末手当及び勤勉手当の支給に関する規則」の改正に伴い、人事評価の運用についての改定を行っているが、6年12月期人事評価の結果の課題や対応はどのようか。
[答]人事評価の平均点は、105点満点中66・4点で、勤勉手当が加算される70点以上の職員は15・4%、減算される59点以下の職員は2・1%であった。一部の評価に偏りがあったため、部局内での共有や研修を実施し、公平な評価となるよう取り組む。

●二 教員採用試験の倍率低下の影響について
[問]試験の倍率が低下しているが、神奈川県の採用状況はどのようか。また、本市の学校現場への影響や、その対応はどのようか。
[答]神奈川県では減少傾向に歯止めがかかってきたようだが、中学校技術科では、30人の募集に対し応募は20人で、合格者は9人であった。本市では、技術科正規職員が複数の学校を兼務している。また、本市の特徴として、市内の小・中学校出身者が多いこと、本市と連携している大学の出身者が多いことが挙げられる。引き続き大学との連携強化や魅力ある学び舎づくりを進める。
[要望]倍率低下で、教員の質の低下を懸念する声もあるため、一層の働き方改革・処遇改善を望む。

■減り続ける維持補修費で市民の安心・安全を守れるのか
【HP】https://hadano-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=1713
ともにつくる 田中 めぐみ

●一 教育施設について
[問]令和7年度の学校施設に関する補修経費が削られている。当初要求した項目に対し、縮減などをしたものはどの程度あったか。
[答]予防保全として、小規模修繕を6件、大規模改修を7件、緊急対応用の修繕経費を要求したところ、小規模修繕は2件、大規模改修は5件となり、緊急対応用の修繕経費は満額確保できた。
[要望]公共施設保全計画に必要な予防保全分の予算が確保されていない上、常勤職員4人、会計年度任用職員2人体制で維持管理に当たっており、他市と比べても十分とは言えない。災害時の避難所機能も踏まえ、追加の人員配置と予算を求める。

●二 インフラ整備と公園について
[問]適正な維持管理は、市民の安心・安全に直結すると考えるが、道路整備および公園管理に対する課題はどのようか。
[答]市民要望の件数が年々増加し、内容も複雑化しているため、職員負担が増えている。また、物価高騰の影響により、工事規模が縮小している。今後も限られた予算の中で、市民の安心・安全につながるよう、適正な維持管理に努める。

●三 公共施設保全計画について
[要望]保全計画で積み残しとなったものは今後の課題である。市民が一番望んでいるのは安心して暮らせることであるため、適切な維持管理費の確保を求める。

■庁舎建て替えはリース方式で地元企業に発注を
【HP】https://hadano-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=1714
無所属 吉村 慶一

●一 庁舎建て替えの手法について
[問]将来の人口減少とそれに伴う市町村合併(例えば平塚市・伊勢原市・二宮町・大磯町・中井町との合併)を考えると、本市の新庁舎は分庁舎になる可能性が高い。庁舎建て替えの手法は現在の教育庁舎に倣って、市内の建設会社が農協や信用金庫など市内の金融機関の融資を得て建てたものを、市が借り受ける方式を採用することが良いと思うがどうか。市町村合併などのさまざまな状況の変化に対する柔軟性が生まれ、コストも小さく、また地域経済のためにもなる。
[答]本庁舎の建て替えについては、公共施設保全計画上の耐用年数である令和25年を目途に、8年度からの総合計画後期基本計画に位置付け、将来の庁舎の在り方を検討する。今後の人口減少、デジタル化による省スペース化、民間資金を活用した公民連携手法(例えばリース方式)による財政負担の平準化などが検討課題になる。
[要望]市は地域通貨(OMOTANコイン)を導入して、地域でお金が回る仕組みをつくった。リース方式による庁舎の建て替えもそれと同じ経済的効果を持つ。多角的な検討をしてほしい。
ほか、自治会を自主防災会に改変することについて、県・市所有の土地・建物の相互活用について、公立幼稚園・こども園廃止に伴う必要な施策について質問した。

《用語解説》
※KPI…業績を評価し、管理するための定量的な指標のこと。

       

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