■令和5年度決算を認定
第3回(9月)定例月会議は、9月4日から10月2日までの29日間の日程で開催されました。
この定例月会議では、決算の認定(2・3面に内容を掲載)や条例の一部改正など、市長提出議案等22件(うち、報告3件)を審議しました。
【議案審議】(議案審議は本紙7面にも掲載 )
◆台風第10号により被害を受けた農地や市道などの復旧のための補正予算を可決
▽議案第49号 令和6年度秦野市一般会計補正予算(第3号)を定めることについて
〈提案理由〉
台風第10号により被害を受けた農地や市道などの復旧のため、歳入歳出それぞれ1億4658万1千円を追加するもの。
〈補正予算の概要〉
○被災住宅応急修理事業費
災害救助法の規定に基づき、令和6年8月30日付けで、県から救助に関する事務の一部の委任を受けたことに伴い、被災した住宅の応急修理を実施するもの。
○農地災害復旧工事補助金
被災した農地の復旧工事に係る経費の一部を支援するもの。
○観光施設維持管理費
土砂崩れなどの被害を受けた弘法山公園ハイキングコースなどの補修工事を実施するもの。
○市道維持補修工事等経費
土砂崩れなどの被害を受けた市道について、早急に復旧工事を実施するため、既決予算を振り替えて執行したことから、当初予算で計画していた事業を執行するに当たり、振り替えた予算額を追加するもの。
○自然災害対策事業補助金
土砂の流入や倒木による住宅などへの被害が発生していることから、その撤去費用に係る「風水害による土砂及び倒木撤去費用助成金」の申請件数の増加が見込まれるため、追加するもの。
〈本会議での主な質疑〉
[問]今回の災害救助法に適用された生活復旧措置のための支援体制メニューをどのように情報提供したのか。またそれに係る課題はどのように捉えているか。
[答]市ホームページのトップページに目立つよう配置し、案内をした。改めて緊急時はより分かりやすい情報発信の工夫が必要だと感じている。
〈採決の結果〉
本会議 原案可決(賛成全員)
◆クアーズテック秦野カルチャーホールの改修工法の変更に伴う補正予算を可決
▽議案第50号 令和6年度秦野市一般会計補正予算(第5号)を定めることについて
〈提案理由〉
歳入歳出それぞれ13億9577万2千円を減額するとともに、継続費の廃止および地方債の変更を行うもの。
〈補正予算の概要〉
令和6年度から2か年の継続事業としていた特定天井改修等工事について、入札を2度実施したが、それぞれ不調や中止となった。計画していた改修工法では、人件費などの高騰により、経費の増額が必要となることに加え、休館期間の長期化による利用者への影響を鑑み、新たな改修工法へ変更することとした。これに伴い、6年度の当初予算に計上した、特定天井改修等工事及び施工監理に係る委託業務の経費を減額し、設定済の継続費を廃止する一方で、新たな改修工法の実施設計委託業務に係る経費を追加するもの。
〈付託委員会〉
予算決算常任委員会
〈委員会での主な質疑〉
[問]入札が不調や中止になった理由はどのようか。
[答]これまでの改修工法では、設備関係の改修項目も多く含まれ、設備工事費用が予想をはるかに上回る高騰が続いてしまったことが大きな要因である。
[問]今後の想定スケジュールはどのようか。
[答]6年度中に再設計を行い、7年4月に入札、7月から工事着手、8年3月までの工期を想定している。
[問]クアーズテック秦野カルチャーホール(文化会館)は指定管理者制度を導入しているが、指定管理者への説明はどのようか。
[答]指定管理者を募集する際、工事および休館について、あらかじめ伝えているほか、改修方法の検討を行うための会議に指定管理者も参加している。また、小まめな説明を行うなど、適時適切な情報共有に努めている。
〈採決の結果〉
委員会 原案可決(賛成全員)
本会議 原案可決(賛成全員)