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各常任委員会で政策提言に向け、継続した調査・研究を行っています

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神奈川県秦野市

秦野市議会では、令和4年1月から通年会期制を導入し、いつでも市議会の会議を開ける体制を確保するとともに、定期的に常任委員会を開催し、政策提言に向けた調査・研究を行っています。
各常任委員会では、令和5年度に政策提言に向けたテーマを決定し、現在、その具現化に向け、視察調査や継続した協議を行っています。ここでは、政策提言に向けたスケジュールのほか、委員長からのコメントを紹介します。

◆これまでの活動状況
令和5年9月の市議会議員改選以降、3常任委員会で政策提言のテーマを決め、毎月1回(令和5年11 月除く。)の協議、先進地の調査などを行っています。

◎常任委員会とは
特定の事項を専門的に調査する委員会のことを言い、秦野市議会では総務、文教福祉、環境都市、予算決算常任委員会が組織されています。

◎政策提言とは
市政の各分野における課題を解決するため、市長などに政策を提言することで、総務、文教福祉、環境都市の3つの常任委員会が現在その提言に向け、活動しています。

◎通年会期制とは
突発的な事案や緊急の行政課題を速やかに審議するとともに、常任委員会の活動を一層柔軟に行うことで政策提言機能の強化を図り、本市のさらなる発展に寄与することを目的に令和4年1月から導入しました。

■政策提言に向けたスケジュール

政策提言に向けたスケジュールは上記のものを基に進めています。ただし、その進捗状況などに応じて変更する場合もあります。
《凡例》 ●:開催 〇:必要により開催

▼総務常任委員会(所管事項:政策・総務・くらし安心・文化スポーツ・消防など)

◯中村英仁委員長に聞きました。
総務常任委員会では、令和6年1月1日に発生した能登半島地震を受け、改めて市民の安全・安心を守る取り組みの重要性を再認識し、政策提言のテーマを「防災について」としました。
また、政策提言の実効性をより高めるため、5月に別府市でインクルーシブ防災について学んできたほか、大分市で国土強靭化アクションプランを学んできました。
調査研究を踏まえ、各市の取り組みを参考にしながらも、秦野市の実情に合わせた実効性の高い政策提言となるよう、取り組みを進めてまいります。

▼文教福祉常任委員会(所管事項:福祉・こども健康・教育)
◯福森真司委員長に聞きました。
テーマ選定に当たり、災害時弱者の支援、健康を意識している人への還元策など意見がありましたが、本市の総合計画にもある「切れ目ない支援」の最初のきっかけとなる子育て支援に着目し、テー
マを「安心して子育てできる環境づくりに向けて」としました。
5月には加東市の義務教育学校や島田市の子育て施設の現場を視察し、提言の具体的な方向性が見えました。
現在は、その調査を踏まえ、多世代の交流拠点づくりなど、子育て世代からシニア世代まで、切れ目なく、誰もが寄り添い、安心して暮らせるまちづくりを目指して協議しています。

▼環境都市常任委員会(所管事項:環境産業・建設・都市・上下水道など)
◯大野祐司委員長に聞きました。
政策提言のテーマを各委員がプレゼンテーションした上で協議した結果、「人手不足の状況下における持続可能な地域経済の活性化について」となりました。
5月には姫路市など3市を訪れ、経済振興ビジョンや地域雇用について学んできました。
調査後の常任委員会では、より具体的な分析を行うなど、先進市で現地調査を行ったことの効果を実感しています。
現在は、課題解決ツールを用いながら、市民や事業者の皆様に新たな価値を創造できるような政策提言を目指し、協議を進めています。

       

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