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令和6年度予算を慎重に審査(3)

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神奈川県秦野市

■国民健康保険事業特別会計
◇一般被保険者保険税過誤納還付金
[問]令和6年度は、2年に一度の保険証を更新する年である。保険証が届くことで、社会保険との二重加入状態に気付き、さかのぼって国民健康保険の資格喪失を行う被保険者が多くいるとのことだが、二重加入に対する対策はどのようか。
[答]神奈川県国民健康保険団体連合会から提供される、社会保険と国民健康保険の資格重複一覧を基に、一定期間ごとに二重加入している被保険者本人に対して、国民健康保険の喪失手続きを促す通知を送付している。

〈本会議での反対討論〉
国民健康保険税の増額により、さらに滞納者が増えることなどから、反対する。

〈採決の結果〉
委員会 原案可決(賛成多数)
本会議 原案可決(賛成多数)

■後期高齢者医療事業特別会計
〈本会議での反対討論〉
物価高騰などにより生活が苦しくなっている中、高齢者の負担が増加していることから、反対する。

〈採決の結果〉
委員会 原案可決(賛成多数)
本会議 原案可決(賛成多数)

■介護保険事業特別会計
◇介護認定審査会費
[問]高齢者の増加により、介護認定の申請件数は増加傾向だが、限られた人数で、審査回数を増やすことは難しいとのことである。審査の質を落とさず、効率化を図るための今後の取り組みはどのようか。
[答]現在、膨大な紙資料を審査会の開催前に委員へ郵送しているが、令和6年度からは、タブレット端末を配付し、審査会にペーパーレス会議システムを導入することで、資料をデータで確認するなど、ICTを活用して審査の効率化を図っていく。

〈本会議での反対討論〉
介護保険料を払えない低所得者が、必要なサービスを受けられないと考えるため、反対する。

〈採決の結果〉
委員会 原案可決(賛成多数)
本会議 原案可決(賛成多数)

■水道事業会計
◇取水場耐震化更新事業費
[問]秦野盆地では、地下に芦ノ湖の約4倍に相当する量の天然の水がめを有しているが、大規模地震が発生した際においても地下水を使用できるのか。また、取水施設の機能を維持するための取り組みはどのようか。
[答]過去の震災と同様に、本市においても濁水による断水が発生する可能性はあるが、細分化した配水区域など本市の特徴を生かし、他の区域からの応援水などで対応する。計画的に施設の耐震化や更新を行うため、令和6年度は4施設の設備更新費用を計上し、適切な維持管理に努めていく。

〈本会議での反対討論〉
所得の少ない人ほど重くのしかかる消費税を課税していることから、反対する。

〈本会議での賛成討論〉
能登半島地震における水道被害と復旧状況の研究を十分に行うことを要望し、賛成する。

▼採決の結果
委員会 原案可決(賛成多数)
本会議 原案可決(賛成多数)

■公共下水道事業会計
◇企業債の残高
[問]令和6年度末での公共下水道事業会計における企業債の残高は、243億7000万円を見込んでいるとのことであるが、残高を縮減する取り組みと公共下水道事業における今後の経営方針はどのようか。
[答]プライマリーバランスの黒字を維持しつつ、12年度末には残高を約190億円まで縮減する目標を掲げている。これを確実に達成するとともに、今後生じる施設の大量更新に備え、引き続き企業努力に努め、独立採算制の原則に即した財政基盤の確立に向けて取り組んでいく。

▼本会議での反対討論
生活困窮者には下水道使用料を減免すべきであることなどから、反対する。

▼本会議での賛成討論
技術職職員を最大活用するため、伊勢原市との広域行政の可能性について研究することを要望し、賛成する。

▼採決の結果
委員会 原案可決(賛成多数)
本会議 原案可決(賛成多数)

       

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