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令和4年度 決算審査(1)

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神奈川県秦野市

9月21日の本会議で、令和4年度の「一般会計決算」のほか「国民健康保険事業」、「介護保険事業」、「後期高齢者医療事業」の3特別会計決算の認定とともに、企業会計である「水道事業会計」と「公共下水道事業会計」の剰余金の処分と決算の認定についての各議案を予算決算常任委員会に付託しました。
同委員会では、9月26日に総括質疑と歳入の質疑、27日に総務分科会、28日に文教福祉分科会、29日に環境都市分科会を開催し、令和4年度決算の審査を慎重に行いました。
(以下、質疑などの要旨を掲載)

《令和4年度各会計決算額》

※令和3年度に比べると、歳入決算額は19億4,787万円の減(マイナス1.9%)、歳出決算額は12億円の減(マイナス1.2%)でした。
※決算額については全て万円未満切り上げ。
※端数処理の関係上、各会計決算額を積み上げても合計と合いません。

■総括質疑
◇森林資源の活用について
[問]全国屈指の森林観光都市を目指す本市において、森林資源を最大限活用し、魅力ある取り組みを進めていくべきと考えるが、実施状況はどのようか。
[答]令和4年度は、秦野市森林整備計画を改定し、水源林や里山林の整備を実施した。また、市民が森林と触れ合う取り組みとして、森林セラピーを積極的に開催した。今後も持続可能な森林づくりを推進していく。

◇安心して妊娠・出産できる環境づくりについて
[問]市民が安心して出産できる環境を整えることは、重要であると考えるが、産科有床診療所の開設に向けた本市の取り組みと産後ケア事業の拡充はどのようか。
[答]産科有床診療所の令和5年11月1日の開設に向けて、病床設置許可や施設整備補助など開設事業者への支援を継続して行っている。また、産後ケア事業については、県外で利用した場合の助成を開始した。

◇表丹沢魅力づくり構想の推進について
[問]今後、新東名高速道路の全線開通といった絶好の機会を生かすため、表丹沢のブランド化に向けた取り組みはどのようか。
[答]令和4年度には、表丹沢ブランドを象徴する新たなロゴマークである「OMOTAN」を発表し、表丹沢らしい体験を「表丹沢ツーリズム」と銘打ち、新たな価値の創出に取り組んだ。

◇物価高騰対策について
[問]食料やエネルギー価格を中心とした商品市場価格の高騰が続く中における、本市の物価高騰対策はどのようか。
[答]日々の暮らしを守る施策として、水道料金を減額したほか、地域経済を守る施策として、プレミアム電子商品券を発行し、地域経済の活力を取り戻し、市民生活の支援を行った。

◇新型コロナウイルス感染症拡大に対する事業評価について
[問]新型コロナウイルス感染症対策における、本市の総合的な事業評価はどのようか。
[答]ワクチン接種や自宅療養者などへの生活支援についてスピード感を持って行ったほか、イベント開催の運用基準を作成するなど、社会経済活動との両立を見据えた対策をし、きめ細やかに対応した。

◇地産地消を生かした食育の推進について
[問]地場産の食材を消費することは重要であると考えるが、本市の取り組みや普及状況はどのようか。
[答]食で育む元気なはだのを基本理念に乳幼児から高齢者まで生涯を通じた食育の取り組みを進めている。今後も、食の大切さや地場産物の積極的な活用について、情報発信や普及啓発を進めていく。

■歳入の質疑
◇地方交付税について
[問]中学校で、牛乳給食から完全給食に移行したことによる本市の基準財政需要額の変化はどうか。
[答]牛乳給食のままであったとしても、基準財政需要額の算定に影響を及ぼさない。

       

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