■住まいのエンディングノートを活用した空き家予備軍への啓発を
【HP】https://hadano-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=1572
志政会 風間 正子
●一 空家対策について
[問]人口減少社会の中で、本市においても空き家が増えていくものと考える。少しでも空き家を減らすためには、空き家予備軍と言われる高齢者単身世帯などを対象に啓発活動が必要と考えるが、取り組みはどのようか。
[答]現在、「住まいのエンディングノート」の普及・啓発に努めている。より一層効果的な取り組みとするため、令和5年11月には行政書士会と共同で、空き家の発生予防セミナーの開催を予定している。
[要望]今後も、さまざまな機関と連携を図り、空き家対策に取り組んでほしい。
●二 介護予防について
[問]通いの場は、介護予防に重要であると考える。通いの場の立ち上げに対しては、社会福祉協議会でも支援を実施しているため、本市と協力して行うことで、より大きな効果を得ることができると考えるが、どうか。
[答]令和4年度から、福祉部と社会福祉協議会との連携事業に関わる調整会議を開催しており、多様で魅力的な通いの場を展開できるよう、それぞれの知識や経験を生かし、連携を強化していく。
●三 教育相談体制について
[要望]教育現場での課題が多様化、複雑化しているため、子どもが抱える問題をより早く共有できる仕組みを整備してほしい。
■若者担当課の創設により若者の意見をワンストップ化
【HP】https://hadano-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=1573
みらいを変える 大塚 毅
●一 若者目線のまちづくりについて
[問]市政運営に生かすため、※学生団体E4や県立秦野曽屋高等学校と懇談会や意見交換をしているが、参加を促進するための取り組みや、実際に、若者の意見を取り入れた事例はどのようか。
[答]イベントでの市長との対談や、たばこ祭運営委員会への参加で市政の関心につなげる取り組みを行った。また、要望のあったイオン秦野ショッピングセンターの期日前投票所の開設が実現した。
[問]他市では、若者に対する担当課を明示する自治体もあるが、本市の見解はどのようか。また、組織として明確にすべきと考えるがどうか。
[答]関係各課で連携して取り組んでいるが、若者からの意見聴取や市政参画に向けた取り組みに努めるとともに、他市の実績や成果も情報収集しながら、進めていく。今後、他市の事例の成果なども踏まえ、検討していきたい。
[要望]既存の団体だけでなく、行政として若者の参画を掘り起こすことが必要であり、一つ一つの成功体験の積み上げが若年層の政治参画につながるものと考える。市長をはじめ、職員、我々議員も秦野を住みよいまちにしていくという志は同じはずである。ワンチームとなり、子どもたちが秦野に愛着を持てる、ふるさとを感じるまちづくりを推進してほしい。
◎用語解説
※学生団体E4…公益社団法人秦野青年会議所が開催した「秦野高校生議会2018」の参加者有志が中心となって立ち上げた高校生団体。Eager(熱心に)、Enjoy(楽しく)、Effort(努力)、Effect(影響)の頭文字を表している。
■広畑ふれあいプラザの機能を充実せよ
【HP】https://hadano-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=1574
無所属 吉村 慶一
●一 広畑ふれあいプラザの運営について
[問]広畑ふれあいプラザは平成12年4月に「介護予防施設」として、広畑小学校の空き教室を改装してオープンした。改装費用は約2億円で、その全額が国の補助金である。本来は広畑小学校区に公民館を建設する計画があった。しかし、公民館を新たに建設するためには土地代約3億円、建設費約7億円、合わせて約10億円もの費用が見込まれていたのに、これに対する補助金が見込めなかったこともあって、学校校舎の一部を活用して、公民館と同等の機能を全額国の補助金で整備することになった。だが、公民館でないことによるデメリットがある。金目川沿いの下大槻、中野、才ヶ分地区には風水害時に浸水の想定される場所があるが、広畑ふれあいプラザを、公民館と同様に風水害時の避難所にすることはできないか。
[答]広畑ふれあいプラザや同様の機能がある施設は、避難場所に指定することに努めたい。
[問]年間の維持管理費について、公民館の平均値と広畑ふれあいプラザを比較すると後者は約300万円少ない。この差額を活用して、広畑ふれあいプラザに、こども館や曲松児童センターにあるような「学習室」機能をもたせたり、使用されていない浴室を有効利用することはできないか。
[答]検討したい。
■障害のある子どもたちの環境改善について
【HP】https://hadano-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=1575
ともにつくる 田中 めぐみ
●一 医療的ケア児とその家族の環境について
[問]医療的ケア児と家族が日常生活を安心して過ごすため、必要なサービスの確保に努めてほしいが、現状把握、学校での受け入れ状況や体制整備はどのようか。
[答]現在17人の医療的ケア児を把握している。小学校1校で受け入れをしているが、十分な体制が整っていないため、令和3年度から支援体制の検討・協議を開始した。
[要望]支援の拡充を行い、特に就園・就学時は、子どもや保護者の希望に沿って対応してほしい。
●二 早期療育推進事業について
[問]ことばの相談室を利用するまでの待機期間中も保護者は不安な状態が続くため、職員が※ペアレントトレーニングを学び、支援をしてほしいと考えるが、どうか。
[答]保護者への支援として有効なものと考えるため、支援体制を見直していく。
[要望]子育てに関する助言にとどまらない支援体制の見直しをしてほしい。
●三 児童発達支援施設と放課後等デイサービスについて
[問]令和5年8月に市内の事業所で、不正請求と利用者への虐待があったが、運営や管理の方法、再発防止の取り組みはどのようか。
[答]指導監査は県が実施しているため、本市は給付費支給の視点から点検を行っている。再発防止に向けては研修会を予定している。
◎用語解説
※ペアレントトレーニング…子どもの行動変容を目的に、保護者が褒め方や指示などの具体的な養育スキルの獲得を目指すこと。