一般質問は、6月16日、19日、20日の3日間で行われ、18人の議員が登壇しました。
一般質問は、本紙2面から5面に掲載しています。(質問者の文責により、質問と答弁の要旨を掲載)
各議員の記事にあるURLを読み込むと、一般質問の動画を視聴できます。(通信費は利用者の負担となります。)
■早期に戸川土地区画整理事業を実現し新たなまちづくりを
【HP】https://hadano-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=1537
自民党秦野 相原 學一
●一 産業利用促進ゾーンと周辺整備の進捗状況について
[問]産業利用促進ゾーンと、関連事業である都市計画道路や矢坪沢水路整備事業について、現在の進捗状況はどのようか。
[答]産業利用促進ゾーンについては、関係機関と行ってきた協議が令和5年3月に終了した。これにより事前調整が全て終わり、4月14日に県に対して、産業利用促進ゾーンを市街化区域に編入するための都市計画案の申し出を行った。また、都市計画道路と矢坪沢水路整備事業については、3年度から4年度にかけて、用地測量や路線測量を実施した。現在は、工事の発注に必要な資料を作成するための詳細設計委託業務について、8月末を工期として進めている。
[問]戸川土地区画整理事業の計画地内にある市道51号線については、多くの児童・生徒が通学しているが、安全対策はどのようか。
[答]市道51号線は、現道の位置のまま、拡幅整備を行う方針である。また、車道と歩道の境界に横断防止柵の設置を検討しており、地域の声を聞きながら、安心して市道51号線が利用できるよう取り組んでいきたい。
[要望]事業の実現が目前となってきているため、地域貢献や地域活性化、雇用や税収増加など、スマートインターチェンジを活用した新たなまちづくりが実現できるよう、本市の発展につなげてほしい。
■子どもたちの笑顔こそ明るい未来につながると信じて
【HP】https://hadano-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=1538
創和会 阿蘇 佳一
●一 子どもの命と未来について
[問]子どもの約13%は抑うつ傾向にあり、安心な医療やおいしい食事が心強いものだが、(1)小児医療費助成の高校生までの対象年齢の拡大は、(2)小・中学校の給食費の無償化は、(3)20歳未満の大麻の検挙者数は令和3年には944人と、7年前の12倍だが現状は、どうか。
[答](1)必要な支援を見極めながら国への要望を継続する。(2)無償化に要する費用は約6億円と膨大で、国による制度化を望むが、子育て支援として総合的に検討し、安全・安心で児童や生徒の喜ぶ運営に注力する。(3)4年の検挙人員のうち321人が中・高生と大学生で、低年齢化に歯止めがかからない。
●二 安心して外出できる環境について
[問]落幡バス停付近からサンライフ入口交差点区間の整備はどうか。
[答]西側区間の歩道整備は令和10年度が完成目標だが、東側区間の整備も引き続き県に要望していく。
[要望]ベンチを設置し高齢者でも出かけやすい街を目指してほしい。
●三 希望が持てる社会について
[問](1)比較的安価な家賃で入居希望者が多い公営住宅の取り組みは、(2)仲間・健康づくりに人気なパークゴルフ場整備の考えは、どうか。
[答](1)建て替え計画のある県営鶴巻団地は募集を停止しているが、市営住宅が市民の住生活の受け皿となるよう取り組む。(2)整備に向け引き続き調整を進めていきたい。
■学校給食の残渣(ざんさ)を通して環境教育の推進を
【HP】https://hadano-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=1539
自民・新政 風間 正子
●一 災害時の避難支援について
[問]災害時に自力での避難が困難な避難行動要支援者が効果的な支援を受けるためには、個別避難計画の作成が重要である。作成には、本人と関わるケアマネジャーなどの専門職との連携が必要不可欠であると考えるが、福祉専門職との連携について、考えはどうか。
[答]令和5年2月に曲松11自治会で実施したモデル的な個別避難計画の作成では、地域関係者やケアマネジャーが参画したことで、効果的な話し合いができ、本人の信頼や安心を得ることにつながった。今後、福祉専門職に協力を要請し、計画の作成に参画してもらうことを考えている。
[要望]モデル的な個別避難計画が作成できたことは貴重な第一歩であると考える。今後も、福祉専門職と連携してほしい。
●二 ごみ処理の現状について
[問]中学校給食は、成長期の生徒の栄養管理や食育推進などに大きく貢献しているが、残渣の量が課題と感じる。令和4年の残渣を減らす取り組みはどのようか。
[答]食事の重要性や効果に対する理解を深めるために、栄養士が生徒や保護者、教職員に向けて給食だよりや食育通信を発行した。
[要望]残渣を減らすためには、残渣の量を生徒や教職員に周知することが大切であると考えるため、給食だよりなどに掲載することについて検討してほしい。
■職員手当の過支給 25年間も規則違反の状態
【HP】https://hadano-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=1540
無所属 吉村 慶一
●一 職員の通勤手当及び住居手当の不適切な受給について
[問]令和4年度に実施した調査によると、規定の額より多く通勤手当や住居手当を受給していた職員が10人おり、最も多い人は12年7カ月にわたり、267万4500円も多く受給していたが、その原因は本人の届け出の失念にすぎなかった、とのことである。規則によれば、手当の支給に当たっては随時、事後の確認をすることとなっているが、実施状況はどうか。
[答]通勤手当や住居手当の受給状況に関する調査は、平成10年度以来実施しておらず、同様の調査は、令和4年度の実施が2回目となる。
[問]条例に次ぐ法規である規則が守られていないと考えるが、近隣市の中には守っている市もある。過去に手当を不正に受給していた職員がいる可能性もあるため、今後、調査を行うべきと考えるが、どうか。
[答]通勤手当、住居手当ともに調査の公平性という観点から鑑かんがみると、確認をするための書類が必要となるため、困難である。
[意見]職員の良心と正義感に訴え、過去の申請が正しいものであったか、良心に従って再度申告させるべきである。職員には、その正義感があると信じる。応じた職員の申告額が多少違っていたところで、何か問題があるのか。この問題は秦野市の構造的な問題である。市長のリーダーシップに期待する。
会派の表記について…「自民党・新政クラブ」は、略称として「自民・新政」と表記しています。