■令和5年度予算を原案可決
第1回(3月)定例月会議は、2月22日から3月24日までの31日間の日程で開催されました。
この定例月会議では、令和5年度の各会計予算や条例の一部改正など、市長提出議案等26件(うち、報告1件)を審議しました。
◆[議案審議]《旧大根幼稚園の園舎を拠点に 「はだのE―Lab」を開設》
▽議案第8号 秦野市教育研究所設置条例の一部を改正することについて
〈要旨〉
教育研究所の機能強化を図ることを目的に、現在、市役所内にある同研究所を旧大根幼稚園の園舎に移設するため、改正するもの。
なお、この条例は、令和5年5月1日から施行するもの。
〈付託委員会〉
文教福祉常任委員会
〈委員会での主な質疑・要望〉
[問]教育研究所の機能を強化するため、旧大根幼稚園の園舎を活用し、新たに「はだのE―Lab(イーラボ)」として整備するとのことだが、大きな柱の一つである不登校児童・生徒への支援体制強化についての考えはどのようか。
[答]大根・鶴巻地区での支援拡充を目的とし、訪問型個別支援教室「つばさ」のサテライト施設として活用する。5年8月から、週2回程度の実施を想定し、スクールソーシャルワーカーを配置することで、福祉面での支援強化も見込んでいる。
[問]「はだのE―Lab」を開設することで、利便性の向上につながることを期待するが、市内2箇所での運用に対応するための職員の体制はどのようか。
[答]現在、教育指導課長と兼務体制となっている教育研究所長を専任職とし、指導主事4人と合わせた5人体制で開設する。運営にあたっては、「つばさ」の支援員との連携を密にして進めたい。
[要望]4年度からデジタル教材を活用し、個々のニーズに合わせた学習支援が始まっており、学校以外での学びを求める子どもに対する学習機会が広がっていると感じる。不登校の児童・生徒には多くの選択肢が必要であることから、本施設内への不登校特例校の設置についても検討してほしい。
〈本会議での賛成討論〉
研究所の機能のみで活用するのではなく、私立こども園の誘致も考慮することを要望して賛成する。
〈採決の結果〉
委員会 原案可決(賛成全員)
本会議 原案可決(賛成全員)