文字サイズ

施政方針に対する代表質問(1)

7/20

神奈川県秦野市

定例月会議初日に示された市長の施政方針や令和5年度予算に対して行う「代表質問」は、2月28日、3月1日の2日間にわたり、各会派からの代表5人により行われました。(質問者の文責により、質問と答弁の要旨を掲載)
各議員の記事にあるURLを読み込むと、代表質問の動画を視聴できます。(通信費は利用者の負担となります。)

■よく聴き、行動する 未来を見据えた「できるまち」へ
【HP】https://hadano-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=1514

創和会 福森 真司

●一 市長の政治姿勢について
[問]市長は、未来を見据えた全国屈指の森林観光都市を目指しているが、未来を切り開くための施策についてのビジョンはどのようか。
[答]移住・定住施策や企業誘致を推進するとともに税外収入による財源確保とデジタル化による業務の効率化や歳出削減など持続可能な自治体経営の実践に努めていく。

●二 新年度予算の基本姿勢について
[問]社会経済環境が厳しさを増し、日々変化し続ける中、市長の経営手腕が、今、まさに問われていると考えるが、基本姿勢はどうか。
[答]厳しい状況が続く中、今後も持続可能な財政運営に努めながら、ふるさと秦野の未来を切り開き、積極果敢に取り組んでいく。

●三 幼児教育・保育の質の充実について
[問]民間を活用するほりかわ幼稚園のこども園化は公私連携の重要施策と考えるが行う意義はどうか。
[答]園小中一貫教育の推進に向けた園小接続カリキュラムへの取り組みを含め、新しい幼児教育・保育を担うことを期待し、質の充実に資するよう取り組んでいく。

●四 渋沢丘陵を生かしたにぎわい創造の推進について
[問]渋沢丘陵は将来のインターチェンジ開通を見据え、駅周辺のにぎわい創造につなげる上でも重要と考えるが、施策の概要はどうか。
[答]多目的グラウンドやパークゴルフなどの施設を整備し、ビレッジともいえるスポーツツーリズムや地域活性化の拠点にしていく。

●五 表丹沢魅力づくり構想の推進について
[問]施政方針では、体験コンテンツを担う人材育成に取り組み、表丹沢の魅力づくりを推進すると述べたが、今後の展開はどのようか。
[答]表丹沢で活動する団体などと連携し、効果的な情報発信や「OMOTAN」のさらなる認知向上とブランド化を推進していく。

●六 はだの行政サービス改革基本方針に基づく取組の推進について
[問]新たな価値を創出する公民連携を進める中、鶴巻温泉弘法の里湯の令和7年度以降の※指定管理者制度導入に向けた状況はどうか。
[答]地域活性化や駅周辺のにぎわい創造につなげ、地域の声を聴きながら、検討を進めていきたい。

●七 多様な担い手による協働の推進について
[問]県内に先駆け「企業版ふるさと納税人材派遣型制度」を活用するとのことだが、受け入れた人材の具体的な活用方法はどのようか。
[答]優先的に取り組んでいる、小田急線4駅周辺のにぎわい創造プロジェクトのうち、電子地域通貨の導入に向けた取り組みに2年間従事してもらう予定である。

●八 市制施行70周年に向けた取組について
[問]市制施行の記念事業は10年ごとに実施しているが、基本的なコンセプトとスケジュールはどうか。
[答]幅広く市民の意見・アイデアを伺い「誰一人取り残されない持続可能なまちづくり」をコンセプトとし、令和5年秋頃には、実施計画を策定していきたい。

◎用語解説
※指定管理者制度… 多様化する住民ニーズに、より効果的、効率的に対応するため、公の施設の管理に民間の能力を活用しつつ、住民サービスの向上を図るとともに、経費の節減などを図ることを目的に、公の施設の管理運営を広く民間企業やNPO 法人などを含む事業者に委ねることを可能にした制度のこと

■真に必要な事業を選択し持続可能な財政運営を
【HP】https://hadano-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=1515

市民クラブ 野々山静香

●一 持続可能な財政運営について
[問]新たな事業やこれまでの事業を拡大する一方で、PDCAサイクルによる事業の見直しや再構築はどのように行われたのか。
[答]全ての事業においてPDCAサイクルを記載した予算要求書を作成し、内容やヒアリングから事業の必要性を判断した。スケールメリットを生かした一括発注やデジタル化、LED化などで一時的な費用の増大は生じるが、市民の利便性を高め、事務の効率化や将来的な経費削減が見込まれる事業には積極的な投資を行った。
[要望]コロナ禍を機とした必要な事業の見極めを行い、第3の公共とするボランティアなどへの移行を検討してほしい。

●二 健康で安心して暮らせるプロジェクトについて
[問]社会構造の変化に伴い、制度や分野ごとの縦割りを超えて、地域住民一人一人がつながることで地域共生社会の実現を目指すものとしている。複合的な相談に対する支援体制はどのようか。
[答]これまでの体制をより充実させるとともに、新年度は継続的な伴走型支援を行うアウトリーチ事業を開始する。多機関協働による包括的な相談体制の充実を図り、市民に寄り添った支援とする。

●三 未来を拓く子育て・教育プロジェクトについて
[問]秦野赤十字病院の分娩業務休止から8年、市内唯一の産婦人科医院も令和5年2月末で分娩が休止となる。新たに産科有床診療所への支援や、妊産婦タクシー利用助成事業の創設に取り組む一方で、秦野赤十字病院での分娩業務再開について、考えはどのようか。
[答]現在、産科有床診療所をグループで運営している医療法人と開設に向けた協議を進めている。身近で安心して分娩できるよう、小児科や他の診療科を有する秦野赤十字病院での分娩業務再開も引き続き実現に向けて取り組んでいく。

       

秦野市より市民のみなさまへ大切な情報をいち早くお届けします。 広報プラス ー広報はだのー

MENU