■農福連携を通じた農業者と障がい者の相互理解を
【HP】https://hadano-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=1487
自民党秦野 相原 學
●一 農福連携について
[問]農福連携とは、障がい者などが農業分野で活躍することを通じ、自信や生きがいをもって社会参画を実現していく取り組みであるが、本市における現在までの進しんちょく捗はどのようか。
[答]令和2年度から県の「農福連携マッチング等支援事業」を受託し、社会福祉協議会を中心にJAはだの、地域生活支援センター「ぱれっと・はだの」と本市の協働により事業を進め、3年度は3カ所の福祉事業所と2軒の農家からマッチングの希望があった。
[問]取り組みを踏まえ、農福連携の推進にどのような課題があるか。
[答]福祉事業所と農業者間でそれぞれの情報が少ないことが挙げられる。農業者が作業を依頼したいと思っても、障がい者側がどのような作業ができるのか分からないほか、農閑期は作業が少なく、年間を通じた安定的な作業機会の提供についても課題となっている。
[問]農福連携のマッチングを推進させるため、市の補助金により支援している自治体があるが、本市でも補助制度を作る考えはあるか。
[答]本市としては、さまざまな課題を整理する中で、行政としてどのような支援をすることが望ましいか検討していきたい。
[要望]まずは農業者と障がい者の相互理解につながる取り組みを進め、将来的には高齢者や生活困窮者などへも裾野を広げてほしい。
■自然と都市機能が調和した全国屈指の森林観光都市に
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創和会 諸星 光
●一 森林観光都市に向けて
[問]表丹沢の魅力づくりと小田急4駅のにぎわい創造を一体的に進め、森林観光都市を目指すとのことだが、具体的取り組みはどうか。
[答]表丹沢の魅力づくりでは、「魅力づくりビジョン」を掲げ、ロゴマーク「OMOTAN」の作成やホームページの開設などを行った。また、小田急4駅のにぎわい創造では、検討懇話会の立ち上げに取り組んでおり、特に秦野駅北口については、令和5年度にまちの未来ビジョンを策定していく。
[要望]自然と都市機能が調和した森林観光都市の実現に向けて積極果敢に挑戦してほしい。
●二 通学路の安全対策について
[問]児童・生徒を交通事故から守るため、どのような取り組みを行っているか。
[答]令和3年度に通学路交通安全プログラムの見直しを行い、通学路の設定方針を明確にするとともに、関係機関などと連携し、場所ごとに合わせた実現可能かつ最適な安全対策を進めている。
[要望]安全対策の強化に向け、毎年一定の財源を確保してほしい。
●三 ねんりんピックかながわ2022について
[問]関連イベントとして、どのようなものを考えているか。
[答]競技会場の周辺では、名産品の販売など秦野の魅力に触れる機会を設け、楽しみながら健康増進の機運が高められる大会にしたい。
■市は保留児童ゼロに向けた取り組みを急げ
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無所属 佐藤 文昭
●一 福祉施策について
[問]令和4年4月に待機児童はゼロとなったものの、隠れ待機児童とも言われる※保留児童への対応が必要である。1人でも多くの保留児童を入所につなげる必要がある中で課題はどのようか。
[答]送迎が困難で特定の園に限られる場合や、希望する園のクラスに空きがないため、入所できないことなどが課題である。また、保育人材の確保なども課題である。
●二 教育施策について
[問]いじめは人権侵害であり暴力であると考えるが、認知件数に関して、どのように分析しているか。
[答]5年間の推移を分析すると全体的に増加している。担当教諭だけでなく学校全体がチームとなって対応することで、いじめの早期発見・早期対応に努めている。
[問]児童・生徒が不安定になる夏休み明けへの支援はどのようか。
[答]現在、県から延べ11人のスクールカウンセラーが配置され、必要に応じて市独自に心理士を派遣するなど相談体制を強化している。
[問]不登校は、子どもの人数が減っているのにも関わらず毎年過去最多を更新する異常事態となっている。187人の不登校児童・生徒に対する本市の支援はどうか。
[答]訪問型個別支援教室「つばさ」では、令和3年度に13人の児童・生徒を支援し、1人の児童が学校復帰、10人が学校への関わりを持つなどの成果が得られた。
■文化財を生かした情緒あるまちづくりを
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公明党 山下 博己
●一 緑水庵を拠点としたまちづくりについて
[問]表丹沢魅力づくり構想の実現のため、緑水庵の活性化は重要である。(1)緑水庵をサイクリストの立ち寄り拠点にするとともにWi―Fiスポットとすること、(2)緑水庵を拠点として周遊するための駐車場整備を進めること、(3)「蓑毛自然観察の森」の整備を自伐型林業で進めることについての見解は。
[答](1)サイクリストが立ち寄れるよう、ICT環境も含め整備を進める。(2)隣接する土地を活用した駐車場の整備に取り組む。(3)里山ボランティアや自伐型林業者と協議を進め本物の魅力を体験できる森の整備を進める。
●二 県道705号を中心としたまちづくりについて
[問]現在、拡幅を進めている秦野駅北口の県道705号を中心としたまちの再構築は、極めて重要である。そのための、まちづくりビジョンを作るための合意形成をどのように進めていくのか。
[答]地域住民や関連企業、大学生などでつくるにぎわい創造検討懇話会を組織し、ヒアリングでさまざまな声を集めるとともにシンポジウムを開くなど機運を高め、歩きたくなる魅力あるまちづくりの未来ビジョンを策定する。
[要望]国の進める※ウォーカブル推進都市に応募し、古民家や文化財など、地域資源の魅力を生かしたまちづくりを進めてほしい。
◎用語解説
※ウォーカブル推進都市…「居心地が良く歩きたくなるまちなか」づくりを目指す政府の方針に賛同し、事業推進に取り組む自治体のこと。
※保留児童…希望する保育所に入所できず、利用が保留となっている児童のこと。